ももがかゆい！かゆみを抑える応急処置と考えられる病気

もものかゆみと一言で言っても、様々な病気があります。

一番軽いのは衣服の締め付けによるかゆみであり、二番目は脂漏性皮膚炎、そして一番治りにくいのはアトピー性皮膚炎が股関節からももに現れている場合です。

衣服の締め付けによるかゆみ

一番軽い衣服の締め付けの場合であれば、心当たりがあることでしょう。

先ずは普段身につけている服を思い出してください。

ピッタリとしたパンツを穿いていたり、締め付けがきつい服装だと跡が残っている可能性も高くあります。

その場合は、マッサージ等で血行を良くし、お風呂等でしっかり温める事で跡もなくなり、かゆみも消えていきます。

しかしながら、この一番軽い衣服の締め付けの他に、脂漏性皮膚炎やアトピー性皮膚炎などになると少々厄介です。

少々厄介な脂漏性皮膚炎とアトピー性皮膚炎

脂漏性皮膚炎の場合、身体のカビ菌が増えてしまっている為に起こるので、湿疹もかさぶたや皮膚が落ちてくるなど、衣服の締め付けよりもかゆいのですぐに判断出来ます。

この症状がももだけであれば、まだなり始めてまもないので、専用のボディーソープ等で洗うだけで済みますが、この判断は素人には難しいため、皮膚科などで一度見てもらうと良いでしょう。

三番目のアトピー性皮膚炎になると、素人が軽々しく手出しできる問題ではなくなってきます。

かゆい状態も尋常ではなく、かゆいからとかいてしまえばももは更に悪化しますし、ボディーソープやマッサージ、お風呂などでも良くなるどころか悪化する可能性すらあります。

応急処置は冷やすこと！

全てのかゆみに対して、応急処置はヒスタミン系の薬が有効ですが、家に常備していない限りは使えません。

そこで、かゆみに対する理解が少しでもあれば、冷やすことが有効なことが分かると思います。

かゆいのは、血行が阻害されて、血流が集まっている状態ですので、血流を上手く流せなければ、もも周囲の血行自体を遅らせればかゆみは止まります。

つまり、どんな家にでもある、冷凍庫から氷を使って冷やせば応急処置としての効果をある程度出す事ができるのです。

原因と考えられる病気は大きく分けると、以上の３種類がありますが、どの病気であっても血行を改善するのか、血行を遅らせることでかゆいのを一時的に抑えるかの２つで応急処置は可能なのです。

しかしながら、あくまでも応急処置ですので、応急処置後に一度は必ず病院へ行き、診断と治療をしてもらってください。

素人が判断して間違えていた場合はその反動も大きくなり、軽度のものであっても治りにくくなったりします。