大人になってからのアトピーとのつきあい方

大人アトピーは基本的に完治しません。

正確には万人が完治する医学的な治療が確立されていません。

なので生涯病院に通院し続けるということも視野にいれなければなりません。

仕事との折り合いをつけるのも大変でしょう。

そんなアトピーとストレスなく付き合っていけるかは人生でも重要なこととなります。

知識は大切です。

どう足掻こうと長期間通院していくことにはなります。

薬に対する知識や自身の体についての認識はしっかりしましょう。

もう子供ではないため、基本的に体質は大きく変化しません。

自分のパターンを知っていこうとする姿勢はもっておくべきです。

恐らく、突拍子もない治療法を提唱している医師以外のほとんどの皮膚科医が長く付き合っていくという現状維持の方針をとるでしょう。

ステロイド薬治療をするにしても、自分はどのステロイドをどの量で症状が治まったかということを把握しているかいないかで大きく変わります。

自分の予測内で事が進むとストレスは軽減されるためです。

知識をしっかり蓄えてアトピーを日常に受け入れることです。

症状についての日記をつけるのもいいかもしれませんね。

仕事とアトピーの両立を考えましょう。

病院に通院するって仕事をしていると時間が合わなかったりとけっこう難しかったりします。

定期的に通院したいところでしょうが、休みが取れなかったりもするでしょう。

だからといって市販薬だけで対処しようとするのは良いとは言えません。

アトピーは日々変化する繊細な疾患です。

それに対応できるように医療機関への通院はするべきです。

両立できる生活になるように考えておくこと、スケジュール管理をすることも大切な治療の一環になります。

希望は最後まで捨てないで！

治らないという話は基本的に、ということで何事も例外はあります。

一人一人体質や原因、症状が異なるため、自身に合った治療や生活が送れていると完治してアトピーの症状が無くなったという大人の人もたくさんいます。

それがどうしてもみんな同じ方法でとはいかないために長く付き合うことが前提になってしまうのです。

まずは症状が治まる状況をなるべく長く続けられるようにすること。

そうしながら自分の症状はどんな時に悪化したり良くなったりと変化するのかを観察すること。

それにももちろん食事や生活習慣も含めて色々試行錯誤は必要です。

すぐにとはいかないでしょうし確実でもないことなのですが、こうやって少しずつ自分を知っていき、大人のアトピーとつき合いながら完治を諦めずに模索することで道はひらけるかもしれません。

この最後の希望を捨てない事こそうまくつき合う秘訣になることでしょう。