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アトピーからくる背中のかゆみ改善方法

アトピーとは、アレルギー体質の人や皮膚のバリア機能が弱い人にみられ、良くなったり悪くなったりを繰り返すかゆみを伴う湿疹がみられる皮膚の病気のことを指します。

我慢できないつらい背中のかゆみ

アトピーで皮膚科を受診しても、医師から「痒くても掻かないように、我慢するように」と言われますが、あのしつこいかゆみを我慢することは難しく、また睡眠中に無意識のうちに引っ掻いて傷になったり湿疹を悪化させてしまうことも多いです。

そんなアトピーの中でも背中のかゆみはどのように改善をしたら良いでしょうか。

まず、鏡で自分の背中を見てみてください。

どの部分の症状がひどいでしょうか。

きっと手の届く部分に湿疹があり、手が届かない部分は綺麗なのではないかと思います。

ただ薬を塗るだけでは、すぐに引っ掻いてまた再発させてしまうので、最初は今出ている症状をこれ以上悪化させないための対策をしましょう。

悪化させない3つの対策

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1つ目は、爪を短く切ることです。

爪が伸びていると掻いた部分にそのまま傷がついてしまいます。

爪を短く切り、引っかかる部分がないようにやすりもかけるとなお良いです。

2つ目は、寝ている間は手袋をはめることです。

アトピーは睡眠中に無意識で引っ掻いていることも多いです。

これは自分の意思では止められないので、手袋をはめて、掻いても背中に傷がつかないように対策をしましょう。

中には、「手袋をはめると暑くて手自体がかゆくなってしまう」という方もみえると思います。

そのような場合はなるべく薄手のものや、指先部分だけの手袋を探してみてください。

通気性のよい傷パットのようなもので爪を覆ってしまうのも良いかもしれません。

3つ目は、汗をかいたら拭くかシャワーを浴びて清潔を保つことです。

汗をかくと、自分の汗が刺激となってかゆみが増します。

そのため、汗を拭いたり流すことでかゆみを軽減することができます。

出ている症状を改善する方法

まずは、湿疹のひどい部分はステロイドを塗布して、湿疹と炎症を改善することです。

ステロイドは強いものから弱いものまで様々な種類があるので、まずは強いステロイドを使用して湿疹を改善します。

1~2日も使用すれば綺麗になります。

ですが、一見綺麗になってもまだ皮膚の奥には炎症が残っています。

次は強いステロイドにワセリンなどを加えて薄めるか、弱いステロイドを塗布しましょう。

それと同時に、皮膚のバリア機能を高めるために保湿をしましょう。

保湿の基本は水分です。

化粧水などの水分を、手が背中の皮膚に吸い付く感触になるくらい何度も重ね塗りをします。

それが終わったら、乳液等のクリームで蓋をしましょう。

背中はなかなか自分では届かないので、家族にお願いするのも1つの手です。

症状が改善したあとは、とにかく水分を大量に肌に入れる保湿が大切です。

保湿をすれば、自然とかゆみも改善され、湿疹もできにくくなってきます。

ぜひ自宅で試してみてください。

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