アトピーのかゆみを早期に押さえるのに刺激の少ない消毒がおすすめ！

アトピーの本当に悪いところを治すためにステロイドなどの治療薬を塗るだけでなく、かゆくなりそうなところにもしっかりと薬を塗っておいて、悪化してしまうのを防ぐ治療法が現在普及し始めているようです。

実際問題として、本当に悪くなってしまってからどうにかしようとするととても時間も労力もかかりますが、まだ何ともないところを怪しいからとせっせとスキンケアして良好な状態を保っておくことは自分自身でもやっていますが、ひどくなるのを上手に抑える効果がたっぷりあるように思います。

予備軍のケアまでも医薬品に頼るのはいいのかどうか議論の余地があるかもしれませんが、悪くなる前に手を打つというのは最も効果があるように思います。

かゆみを早期に抑えるために「流水で洗い流す」

まだアトピックスキンになっていない部位が、かゆいなと思うときは誰しもあるように思います。ちょっとした、草の汁がついたとか、本当に些細な出来事がかゆみを引き起こすことがあり、これが悪化の引き金になることもしばしばあることです。

そうなる前の「まずい！」と感じたとき、早期に何らかのリアクションをとっておくことが物凄くひどくなるのをとどめてくれます。

一番簡単でどこでも可能な早期のリアクションの第一は、「流水で洗い流す」ではないかと思います。何かが付いたとき、たとえそれが埃であっても、洗い流すとかなりさっぱりして、かゆみが消え去ることがあります。

皮膚が傷ついてしまう前が一番効果があるように思いますが、傷ついた後もあらいながすことで　痛みが出てきて、かゆみが治まるように思います。

水道の塩素にもかぶれてしまう人がいますが、その場合は塩素除去のシャワーヘッドに交換しておくことで、流水で洗い流せるようになります。水なら、何か体に合わない成分が含まれているかもしれない可能性もほぼないので安心感もあります。

それでもだめなら「軽い消毒をする」

流水で洗い流したくらいでは何ともなりそうにないもう少し強めのかゆみの時は、「クレアラシル薬用洗顔フォーム×１０」でかゆいところをさっと洗って洗い流していますが、子供が小さかった時は「超酸性水で洗い流す」とともに、「薄めたイソジン外用薬で消毒して洗い流す」というのもよく行っていました。

当時の担当医だった先生から、「100～10倍、一番いいといわれる濃さは人それぞれですが、薄めたほうが原液よりかけたときの瞬間的な殺菌能力は高かったというデータもあります」と言われて、10倍も50倍も100倍も試してみました。

薄めた方が皮膚にべっとり張り付いてなかなか落ちないといった困ったことになりにくく、ひどくないところであれば子供が泣くほど痛いこともなく、使い勝手が良かったように記憶しています。

イソジンの消毒は冬になるとかけた時冷たいのが困りものでしたが、お風呂で消毒する場合は、浴槽にあらかじめしっかりふたをした薄めたイソジンを浮かべておいて、温まってから使うと子供が泣きだす冷たいつらさがなくなりました。

超酸性水は水と変わらないので使い勝手が良かったのですが、刺激が少ないので効いたか効いていないのかわかりにくいものの、かけておくと化膿しにくいので良かったように思います。しかし、医療機関以外でほぼ手に入らない点が困りものでした。

イソジンもかつては病院でもらっていて、うがい薬以外のイソジンは入手先がよくわからないので使わなくなってきて、すぐにいつでも手に入って、使ってみたら結構よかった洗顔フォームで落ち着いてしまいました。

なんともないところはかゆくならないように気を付ける

洗ったり消毒したりするのは、治療じゃないじゃないかと思われるかもしれませんが、治療以前の部分をしっかり確実にこなしていくことで、アトピーが悪化するのをある程度防いでいけるように思います。

本当に悪く成ったらなかなか治らないのですが、かゆい気がする程度の場所なら、洗うくらいでスッキリすることが多く、すっきりしていればあえて掻くこともないので悪化もしにくく、結果的には医者いらずである程度良好な皮膚の状態を維持できる結果になります。

そもそも薬に頼る以前の行為なので、「え～、その程度のこと？」と思われるようなことをコツコツ続けることがひどい状態のアトピックスキンを増やさない唯一の方法のように思います。

かさついてきたかもしれないと思うときは早急に自分に合ったスキンケア用品で保湿しておくことも皮膚に自分なりのバリアを作り、皮膚刺激を減らすためには有効ではないでしょうか。

一朝一夕ではきれいになくならないアトピーですが、増えるのを抑えるように気を付けることで自分でコントロールできる幅を増やせるように思います。

子供の場合は自分でコントロールなんてできないと思うことでしょうが、子供にとっても、自分の体にダイレクトに作用することなので、進んで何とかしようと努力します。
やり方さえ示してあげれば、子供はすぐに吸収していきます。