2016.05.14
手がかゆい!かゆみを抑える応急処置と考えられる病気
アトピーがあるとすべてその影響に感じてしまいがちですが、他の皮膚疾患の場合もあるため、状態を注視しないとだめです。
間違った対応をしてしまうと悪化することもあるから、危ない状態のものは診てもらった方が安心です。
手のかゆみが起こってしまう病気の種類
手が部分的にかゆく、強いかゆみが我慢できないほどだと慢性湿疹の疑いがあります。
かゆいからとかき続けてしまうとその部分だけ皮膚が傷つき再生を繰り返すため、部分的に皮膚の厚さが変わってしまうことがあります。
原因は神経がかかわっているともいわれており、不眠など疲れが溜まっていると出やすい傾向があります。
異汗性湿疹は手のひらなどに小さな水疱がたくさん出てかゆくなります。
夏の時期に患う人が多くて、汗が原因の可能性が考えられている病気で、寒くなってくると自然におさまってきますが、毎年繰り返して発症する場合があります。
他の部分にも水疱が見られないか判断することが大切です。
アトピーだとアレルギーの症状でかゆみが出て、異汗性湿疹と同じような水疱ができたり湿疹がかゆい場合があります。
金属アレルギーでも同様な症状が出ますし、ストレスで過剰にヒスタミンが分泌されても発生します。
ストレスの場合には体全体的に出ることが多く、金属アレルギーの場合は金属に触れた周辺で起きることが多いので、ある程度見極められます。
手のかゆみにすぐにできる応急処置
かゆいからかいてしまうと皮膚を傷つけたり、他の場所にも広がってしまうことが考えられるから、我慢できない時には取りあえず冷やすと一時的なかゆみは緩和されます。
氷など冷たすぎるものを直接付けてしまうとその時は冷えますが、後から冷えを解消しようと血流が良くなって温まり、かゆさが戻ってしまうことがあるので注意が必要です。
市販されているかゆみ止めや保湿クリームでも有効性がありますが、かいて傷ができている時には薬用の軟膏がよいです。
病院で対処が必要な状態
手の部分的出はなく全体的に出ていて、赤みや熱を帯びて水疱や湿疹の数も多いときには細菌感染の疑いもあります。
慢性湿疹や異汗性湿疹の場合も、ステロイド外用薬や抗ヒスタミン薬の内服などでおさまるので、皮膚科に行って診てもらいましょう。
細菌感染の疑いがあるときには顕微鏡検査が行われることがあり、代表的な病気は水虫などの白癬菌の感染です。
水虫の場合にも抗真菌薬の外用薬や内服薬で対応することができます。
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