アトピー治療は先が見えにくく、既存の治療方法だけでは満足できなくなってきます。周りの人も、様々な「アトピーに効いた！」と書かれたチラシを持ってきます。
「この水飲めばたちまち治る」というものなどは端から相手にしませんが、相手は「これくらいのこともしてやらないなんて、本当に治るのに、子供が可愛そうだ」などと心を抉るようなことをよく言います。
漢方が効くということが長男が悪化してくるとまわりじゅうから言われたので、漢方専門の薬局に連れて行ってみました。
漢方専門の薬局に行ってみて
漢方と書かれた薬局は近所にもたくさんありました。どれを選んだらいいのか、長男（21）がまだ小さい頃は口コミ以外に情報は殆ど無く、その口コミも漢方に関してはほぼ皆無。
とにかく目についたまともそうなところに行ってみるしかありません。
でも、結局は長男の人体実験の用で少し嫌な感じはします。
「十味敗毒湯」という古来より日本にある漢方薬を瓶ごと出してきて、これを一瓶飲み終わる頃には治っている、治った子供が何人もいる、頑張って飲んでみて。それでわからないことがあったら相談に来て。と言われました。
息子には効かなかったようです。一週間後、更に湿疹がどんどん出てきました。
薬局に聞きに行ったら、「効いてきている、好転反応だ」と言われました。本当か疑問に思いつつも更に一週間飲ませました。悪化の一途をたどっています。
もう一度薬局に行ったら「休薬。休薬して。」と言われました。結局、息子には全く合ってなかったようです。
漢方では「証」にあわせるというそうですが、合うものもあれば合わないものもある。また、漢方薬は草根木皮を原材料にしているが、合成薬と薬効成分が違うわけではなく、草根木皮が原料であるがゆえに不純物も多めに含まれ、合わない場合も多く出るということをここで知りました。
これまで子供を観察してきて思うのですが、良くなる時はすぐに良くなりました。
好転反応なんて、嘘っぱちです。
合ってないから悪くなる。悪いもの（？）を出しきれば良くなるなんて、合っていないことをごまかしているにすぎません。
まとめ
漢方もそうですが、人に勧められるものを鵜呑みにしても、アレルギー体質がなくなるわけではないし、合う合わないはやってみなくてはわからないし、やって見るハメになるのは患者そのもの。
漢方以外にしても、人に、特に雑誌の切り抜きを持ってきてくれた方の勧めるもので、良かったものはあまりなかったです。◯◯を使って良くなった体験記を信用しすぎるのも考えものだと思います。
