お風呂あがり保湿の必殺技！【濡れたまんまのワセリン塗り】

アトピーのカサカサがひどい時、お風呂あがりの保湿は欠かせません。おふろにゆっくりつかって、たっぷり水分を補給したらその水分は出来る限り逃したくたいもの。

さっと体をタオルでふいて、急いで薬やら保湿剤やら塗っていきますが、だんだん水分は蒸発していくので、つい焦ってしまいます。
 

いろいろな保湿剤を試してみた　わが家の例

手早く塗れて効果的な保湿剤はないか、薬局の店頭でお試し品をアレコレつかってみて、今度はこれにしてみよう！と試してみました。

病院でも、出せうる保湿剤を様々に出してくれました。
中でも印象的だったのは、海外のアトピー児の保湿剤として非常に効果的だと言われている国内ではまだ流通していない保湿剤を、担当の先生が、「自分で輸入してみました」と言って、原価で譲ってくださったもの。

濡れた体に塗って、更にしばらくお風呂場にいるのが効果的な使い方らしいのですが、濡れると保湿剤そのものがぬるぬるして塗りにくく、しかもお風呂場にいるのが寒い。親子で風邪を引きそうになり、別の使い方にしようと思ったのですが、先生の心遣いがとても嬉しかったです。

結局、ワセリンに行き着いた

先生が個人的に輸入までしてくださった保湿剤は、乾いた体に塗るほうが塗りやすかったのですが、乾いた体に塗ると、触った家具などがつるつる滑るなど、なんだかちょっと変わっていました。

一体これには何が使われているんだろうと思って、品質表示をなけなしの英語力で読むと、目についたのがワセリンでした。もちろん他のものも入っていますが、特にその言葉に惹かれました。

主に塗り薬の基材にも使われているので、馴染みはあります。
薬にかぶれることはあっても、ワセリンにかぶれたという話はなかなか聞きません。

高純度ワセリンのプロペトなら、なおのことかぶれないのではないかと思い、先生に相談すると、「薬価的には同じなので、問題なく処方できる」とのこと。プロペトを処方してもらいました。

おすすめ必殺技！ぬれたまんまのワセリン塗り

プロペトをお風呂場においておいて、普通に入浴し、入浴後お風呂場で、体を拭く前にプロペトを塗ってからバスタオルを使うようにしました。これで風邪もひきません。
しかも、濡れた体だと、ワセリンが伸びて、うっすらうまく手早く塗れます。バスタオルは使用後ちょっとオイリーな雰囲気になりますが、体はしっとり。水分を逃さずキープしてくれました。

プロペトであってもワセリンであっても効果は変わらないように思いました。
若干プロペトのほうが全体的にさらっと仕上がるような気がします。

まとめ：アトピー児の保湿について考える

アトピーの対策は毎日、長期のことが多いので、手間が掛かり過ぎたり、風邪を引きそうになるようなものはお勧めできませんが、濡れたまんまのワセリン塗りは素早く楽に出来て、なおかつ何も入っていない基材なのでかえって安心感があり、効果もありました。

過剰に保湿し続けるのも良くないのでしょうが、カサカサには良いかと思います。