アトピー児の離乳開始は生後5ヶ月過ぎてから【くたばれ乳児検診！】

2015.12.09

育児書には準備期間を含めると離乳開始は生後3ヶ月ころからのように書かれていますが、アトピーも含め、アレルギー体質の場合、消化能力が十分ではないので、乳幼児の消化能力が高くなる生後5ヶ月を過ぎてから離乳を開始するようにします。

慣らしのような準備期間は無用なアレルギーを引き起こしかねないので、全くやらないようにします。

長男の時、こんなこととはいざしらず、アトピーで病院にずっと通院していたにも関わらずそんな情報は全く耳に届いていなかったので、育児書のセオリー通りに準備期間もとって3ヶ月位から本格的に離乳を始めました。

ひとことで言うと、長男の離乳は【こじれまくった失敗例】にほかなりません。

食べてしばらくしたら嘔吐したり、下痢したり、アトピーは悪化するし、どういうものなら食べられるのか見当もつきませんでした。本人の食はものすごく細く、何も食べようとしません。2歳の時、9キロしかなくて、仙人とあだ名が付いたくらいです。

これに対して三男は抗原度表を片手に抗原度の低いものから試しながら、少しづつ食べられるものを増やして行ったので、長男よりも遥かにアレルギー体質は強いものの、少しづつ食べるものが増えていき、標準体重で育っていきました。　

三男は、生まれた当初母乳でしたが、私が除去食をしても湿疹が収まらないのでアレルギー用粉ミルクに切り替え、5ヶ月になるまでアレルギー用粉ミルクのみ与えて育てました。

お茶も、何でアレルギーを引き起こすかはっきりしないので、与えていません。白湯程度までです。この乳児期は下痢もしなかったから、「ソリタ」のような電解質も与える機会がありませんでした。　

お兄ちゃんたちが食べているものをじーーーっと見ていたから、どんなものか口にしたかったのだと思います。ここでつい上げてしまっては、後々子供に負担にしかならないので、「もう少しおおきくなったらね」とあやしていました。

他所の人がアイスクリームを赤ちゃんに食べさせている姿を見ると、羨ましい反面、うちの子にはどうなるかわからないから恐ろしすぎてとてもできないとおもいました。

赤ちゃん
市の三ヶ月検診に行くと、「離乳準備をしていないけれど、これでいいと思っているの、どう考えているの」と保健師に詰め寄られました。眉間にしわを寄せて明らかに怒髪天な感じ。

後ろで、息子について記入した用紙を最初に受け取ったらしい若い保健師が用紙を握りしめて、うろたえた様子ではらはらとベテランが対応するのを見守っていました。「あなた、それ虐待よ」と言いたげでした。

幸いそこまで私には言えなかったようですが、同じようにアレルギー体質で5ヶ月まで離乳を開始しなかったという実在の人物に、先日初めて出会い、「乳児検診の時、虐待だって言われなかった？」と聞いたところ、「言われた！あなた、それ、ネグレクトよって」と言って憤慨していました。

食べ物にアレルギーを起こすと、当然ですがそんなもの消化もされなきゃ吸収もされません。リスクを高めていいことなんて一つもないことがわからないようです。

アレルギー体質が強くて、出る母乳を止めてアレルギー用粉ミルクを与えている、消化能力が向上する生後5ヶ月まで、無用なアレルギーを起こさないためにも他のものは与えるつもりはないとキッパリ言うと、私の迫力にたじたじしながら、「そういう考え方で、わかってやっているのなら、まあいいわ」と言いました。

見ず知らずのあなたの許可を頂く必要はございませんよ、私のこどもですからと言える口がほしかったです。
「リスクや子供の心のケアも成長もちゃんとわかってるんでしょうね、それならいいんじゃないの」という捨てゼリフがついていました。

私は三人目の子供だったから、強く出ることができました。前に失敗もしていますから。

前述の知人は初めての子供の時に5ヶ月から離乳したほうが良いことを病院で教えてもらったそうです。ちゃんとした病院も世の中にあるんだと嬉しく思う反面、きつい対応に怒りばかり覚えたようです。しかも、最初の子供だから、不安もある。不安をあおるようなことを言うのが保健師の仕事ではないと思います。

ちなみに、そんなに離乳を遅らせたら食べ物をうけつけなくなるわよ！と脅されましたが、どこをどう考えたらそんなこと、思いつくんでしょう。食べては具合が悪くなることを繰り返すほうが食べ物を受け付けなくなります。
いざ離乳！になった時、三男ががっついたのは言うまでもありません。

食べてみたかったんだもん。
人間ですもの。