アトピー児の母乳育児の注意点【考えよう！お母さんの除去食】

わが家の三人息子のうち、長男三男はアトピーです。長男次男は母乳で育てましたが、三男は出ている母乳を止めてアレルギー用の粉ミルクで育てました。

長男の時は何も知らず言われたままに動きました。三男はアトピーを疑う子供を母乳で育てる場合の母親の除去食の手順を正しく踏んだ上で母乳育児を諦めました。

この正しい手順を知っている人がどれほどいるのでしょうか。
私自身、長男が大きくなるまで知りませんでした。
 

アトピー児を母乳で育てる場合のお母さんの除去食の手順

いっぺんに疑わしいものを全部やると、何が本当に悪いのか、はっきりしません。
卵→牛乳の順にやるのが一番かと思います。

それ以外のものについては、乳児が直接食べるわけではないし、体質は人それぞれ、自分はこれが怪しいと思うものがあれば試してみてください。

1. 卵を完全除去してみる
   おそらくごぞんじでしょうが、念の為に。魚卵を含めたありとあらゆる卵、その親である鳥類の肉、卵殻カルシウムやチキンエキスも食べません。
   変化が全く見られない、悪化が止まらない場合、それはハズレです。やっても無駄なので、やめましょう。　みるみる良くなったら、それが原因です。卵の除去を続けましょう。
    
2. 牛乳の除去をしてみる
   卵で変化がなかった場合、卵の完全除去をやめて、牛乳にトライします。
   卵でちょっと良くなったけれど、まだ足りない時は、卵に続いて牛乳にトライします。
   卵同様、ミルク、ヨーグルト、チーズ、牛肉やビーフエキスなんかもダメです。
   変化が見られない、悪化が止まらない場合、それもハズレです。やっても無駄なので、やめましょう。　みるみる良くなったら、それが原因です。牛乳の除去を続けましょう。
    
3. 自分で思い当たるものの除去をしてみる
   卵牛乳でもダメ、または多少はよくなったけれど、スッキリしきれない、そんな時には、個々に体質は異なるので、怪しい物をやめてみます。
   私は卵牛乳に加えて、コーヒーとか、チョコレートとか、やめてみましたが、前よりはマシなものの、三男はスッキリとはしきれませんでした。

どのくらいの期間、除去を試してみれば効果が出るの？

これは好転反応だから、一時的に悪くなっただけ？と言うのは嘘っぱちです。
湿疹が引くときは、目に見えて引いていきます。

三男の湿疹はアレルギー用の粉ミルクに変えたら、数時間でほとんど引いてしまいました。全身アワオコシが、です。

長男が母乳のみを飲んでいた時、私が食べたコハダ（←これしか原因が考えられない）で、軽い蕁麻疹を起こしたことがあります。

食べて4時間位たった時、母乳を飲んで、みるみる口の周りから赤くなっていきました。しばらくして少し引いて、また母乳を飲んで赤くなる。
赤くなるけれど、さっきよりは赤さが少ない。しばらくして少し引いて、また母乳を飲んで赤くなる・・・。これは、2日くらい、続きました。

つまり、それぞれ3日～1週間も続ければ、十分いいか悪いかがわかるということです。
効果が無いのに、辛いことを続けても悲惨さが増すばかりです。

まとめ：お母さんの除去食についていえること

効果があるかないかわからないことを長々と続けても、意味がありません。ちゃんと確かめることが大切です。正しい知識を持って、手順を踏んで対応していくことが一番かと思います。

お母さんの除去食は楽ではありません。
やっていて、辛いことがなかったとは今でも思えません。
また、効果が足りなくてやめざるを得なかった三男の時も、出る母乳を止めるのは辛かったです。
子供のために、何ができるのか、しっかり見極めていくことが大切だと思います。