まず「アトピー性皮膚炎」という病気がどんな皮膚病か、知っておきましょう！

アトピー性皮膚炎は体質や遺伝が関連すると分かっていますが、人により発症時期も症状も異なり、また、再発の可能性もあり、繰り返される病気です。

アトピー性皮膚炎とは一体どんな病気なのか、一度過去を遡って考えてみましょう。
 

アトピー性皮膚炎の由来

ウィキペディアにてアトピー性皮膚炎を検索してみると、アトピーという名前の由来については、 「場所が不特定」 という意味のギリシャ語 「アトポス」 (atopos – a=不特定、 topos=場所) からきていると記載されています。

また、他の資料では、ギリシャ語のatopiaからきているとされており、日本語に訳すと「奇妙な」という意味にあたります。

いずれにしても、不特定、奇妙な、と解明されない不思議な病気というのが権現であり、1923年 コカ(coca) という学者が名付けたとされています。

症状の判明

本来、医学的にはアトピーというと気管支炎喘息や鼻炎などのアレルギー疾患をさしますが、日本では、アトピーといえばアトピー性皮膚炎と皮膚病のことを示します。

現代病とも言われ、食生活の欧米化や、大気汚染、移住環境によるハウスダスト、そしてストレスが要因とされています。

症状としてはとにかく痒く、これはアトピー性皮膚炎の患者さんでないと理解出来ないと言われています。

乳幼児に症状が現れる人もいれば、成人してからアトピーになる患者さん、また一度治ったのに再発する人、アレルゲンや症状の出方もさまざまであることより、この状況からもアトピーという名前が付けられたのが分かるでしょう。

遺伝について

アレルギーが遺伝される確率は、両親ともにアレルギーの場合は遺伝する確率は50％、一方がアレルギーだと30％とされています。親がアレルギーではなく、子供がアレルギー体質になる可能性は10％と言われています。

必ずしも遺伝される訳ではありませんが、親がアレルギーだと子供にも遺伝する確率は高くなります。また、アトピー性皮膚炎の患者さんは、他のアレルギーの病気（気管支炎喘息・鼻炎など）も併発する可能性も多く、家族の中にも同様のアレルギーを持っているケースが多く見られます。

アトピー性皮膚炎は、場所が不特定・奇妙な皮膚病とされており、人により症状が異なります。アレルギーは遺伝する可能性はありますが、すべての子供に必ずしも遺伝する訳ではありません。

今後の治療薬の解明に期待をし、悲観的にならずに過ごしましょう。