体にいいはずのフルーツ類はアトピーの天敵！？【増えていく食べられないフルーツ】

長男（21）は、小さい頃、ぶどうといちごが大好きでした。スイカとか、りんごとかも、大好物でした。絶対に食べないフルーツといえば、「キウイ」。一口でも食べると猛烈に喉が痒くなるそうです。

学校給食で、なぜかおやつにキウイが一切れ乗ったショートケーキが出てきたことがありました。長男は、ひたすらケーキをにらみ続け、結局一口も食べなかったようです。あまり体調が良くなくて、生クリームに気分が乗らなかったのかと思ったのですが、彼は忌々しそうに、「キウイがのってた。あいつは天敵だ」とつぶやいていました。

思春期を終えた頃【俺はフルーツは嫌いだ！と言い出した】

思春期になり、ご飯もバケツいっぱい食べるんじゃないか、今日も足りないんじゃないかと毎日食卓で戦々恐々とする時代がやって来ました。食べるものがどんどん量的に増えていく一方で、果物に喜ぶ姿がどんどん減っていきます。

スイカを切っても喜ばない。りんごに喜ばない。
メロンは早々に見向きもしなくなり、最近ではアレほど意地汚く食べたがったいちごもぶどうもスルーパス。挙句梨までスルーパス。

そして、その意地汚いほどのフルーツへの食欲は、缶詰やコンポートに一直線に向かいました。恐ろしいほど食べたがります。かつてイチゴやぶどうに向けていた食欲がそのままそっちに向かった感じです。

私がミキサーでぶい〜〜んしたフルーツジュースはかつて大好物でしたが、呼んでもきません。「俺の分はいらない」とまで言うようになりました。でも、買ってきたジュースは、勝手に飲んでしまいます。弟の分まで。
なんだそりゃ！？という感じの方向転換です。

フルーツが本当にあわなくなってきたらしい

昨今、研究がすすみ、フルーツ類にはヒスタミン様の成分がたっぷり入っているものが多いことがわかってきたようです。それ以外にも、アレルギーを起こした時に分泌される成分と同じような成分が含まれているものも多いようです。

だんだん食べられなくなってくるようです。まさに、長男と同じ状態です。

では、缶詰やコンポートはなぜいいのか。「糖尿！？」と早合点しそうです。
缶詰やコンポートは【加熱済み】なのが最大の安全ポイントのようです。
その構造が多少熱で分解されているので、彼のようなタイプでも消化できるようです。

加熱済みフルーツしかあまり食べられない因果な体です。
小さい頃、体に良いからと積極的に与えてきたのもかえって状態を悪くしていたようです。

フルーツ類を避け続けても、食べる物がなくなることはないので、体質だから仕方ないと思うしかないと思います。アトピーはアレルギー体質のなせる技だから、大きくなっても完全には無くならないようです。

逆に、加熱してある市販品ならまず大丈夫なので、小さいころできなかった手抜きがこころゆくまでできるようになったと思ようにしています。