牛乳が飲めなくても食べられる【加熱済みや発酵した乳製品】

完全除去しなくては対応できないような状態の時には手を出すことはできませんが、二次加工品なら食べられるようになってくると、いろいろな選択肢が出てきて、食べさせることにも楽しみが出てきます。

とはいえ、アレルギーを起こしたことのある食品群は、基本的にはあまり好きではないようです。問題ないが好んで食べるものではない、という位置づけになるようです。

そうは言っても、それは全てではありません。
例えば卵については、三人の息子どの子も除去しないといけませんでしたが、長男次男は今、プリンも茶碗蒸しも大好物です。三男は、完熟ゆでたまごのみ、好物です。

牛乳類に慣れるのは困難

人それぞれなので、他の人はそうとは限りませんが、わが家の長男三男の場合、乳製品は今も注意が必要な食品です。三男は、未だに牛乳は飲めません。生クリームも、加熱しないと体が受け付けないようです。バターも嫌いです。

そんな状態ですが、発酵してある乳製品は、食べることができます。
長男が3歳の頃かかっていた医師は、「同じ乳製品でも、腐っているものなので、かえって合わない」と言っていました。しかし、逆に腐らせて分解されているからだと思うのですが、ヨーグルトやチーズのほうが問題なく食べられました。長男はヨーグルトもチーズもカルピスも好物です。

三男（16）は未だに牛乳が飲めないので、ヨーグルトやチーズ、カルピスは好物ではありません。たまに気が向く時があって、そういう時は食べますが、殆ど食べません。牛乳を混ぜたものは、加熱していないと含まれている量が少なくても、気持ちが悪くなるようです。まるで食品センサーのようです。直ちに反応が出ます。

そんな状態でも、10代になる頃から、ヨーグルトやチーズ、カルピスをとってもどうにもなりませんでした。

牛乳が飲めなくても、加熱済みか発酵ずみ乳製品は早くから食べられるようになる

未だに牛乳が飲めない三男は、クリームシチューやグラタンは大好物です。生チョコも好んで食べます。いずれも私が作って、しっかり加熱してあるものばかりです。チーズがたっぷり使ってあるイタリアンも好きです。

体に合わないもの、アレルギーを起こしてしまうようなものは、結局消化吸収できないので、積極的に取る必要はないと思いますが、食べられるのに全く選択肢に入れない、口にしないようにする必要はないと思います。

度々メニューに上げるのはどうかと思いますが、アトピーだって、食べることを楽しみたいものです。牛乳が飲めなくても、大丈夫であれば、加熱済みのものや、発酵食品は取り入れて欲しいと思います。

大丈夫かどうかの目安は「好きか嫌いか」

アレルギーがないものでも好き嫌いはありますが、乳製品などは「好んでたべるか」そうでないかが見極めになります。

合わないものは、本人に意欲があっても箸が進みません。
食べられるか自信がない時は、他のメニューも幾つか用意しておき、食べなかったら他のものでお腹を満たせるようにしておけば、食べなくても気にしなくてすみます。

無理強いしないこと、本人の判断が一番だと思います。