乳製品を使わずに作る：アレルギー対応手作りパン【状態に合わせた工夫をしよう！】

小麦粉が食べられるかどうか判断するときに最初に食べさせてみるのはうどんが無難かと思いますが、うどんが大丈夫なら、次はパンに行きたい！と思うのが親心ですね。

私自身、パンが食べられるようになると、ものすごく食べられるものの範囲が広くなるような気がしました。

同じ小麦でも、デュラムセモリナはちがう

同じ小麦粉と思いがちですが、デュラムセモリナはその分子構造が他の小麦粉と異なり、消化にも時間がかかるスローフードでもあることから、小麦粉の中でも別格扱いでき、比較的早めに食べさせる事ができるようになります。

スパゲティが食べられるようになったのはパンよりも先だったので、らららスパゲティ〜♪と歌いたくなったりしました。今でも鮮明に思い出せます。

スパゲティの場合、トマトは大丈夫か、ベーコン大丈夫だろうか、他のにしようか、味付けのほうに悩みました。
また、デュラムセモリナでパンを作れないか悩みましたが、肝心のデュラムセモリナが手に入らなかったので、それは試していません。

小麦粉はいけるけど、他のものがいけない

パンの場合、小麦粉は食べられるようになっても、バター、牛乳、脱脂粉乳、卵などなど、もっとダメそうなものが目白押しです。

市販品でまず最初に行けそうなものと言ったらバケットになってしまいます。
いわゆるフワフワ系じゃないので、フワフワ系をたべさせてやりたいなぁと思うものです。米粉のみで出来たパンが三男が2歳の頃には入手出来ましたが、おっそろしく固かった。

手作りしてみよう！　乳製品を大丈夫そうなものに代替する

豆乳を牛乳の代わりに使ってみるのも一つの方法ですが、大豆にアレルギーが出やすくなることも考えられたし、大豆を抜くとなると、味噌や醤油も使えなくなり、ものすごく大変なので、大豆の使用はできるだけ避けたいもの。

そこで私が目をつけたのは、和光堂「ボンラクト」。豆乳で出来ている粉ミルクです。豆乳そのものより分解されているし、状態は脱脂粉乳。バターの代わりにとりあえず、キャノーラ油かオリーブ油を使って、これらで普通のパンを作ってみることにしました。

仕上がりは、あくまで、普通でした。普通の食パン。大豆の香りがするような気もしますが、よしとしました。
子供の食べっぷりも普通でした。つまりは成功だと思います。

イーストもきになるもの

アレルギーが気になると、ドライイーストも気になるもので、天然酵母も各種使ってみましたが、膨らみにむらがあるし、変に酸っぱく仕上がったり固めに仕上がることが多かったので、単に私に腕がないだけでしょうが、結局は私はドライイーストで済ますことにしました。大体、時間がものすごくかかるので、私にはめんどくさすぎました。

始めの頃は最初から最後まで手でやっていましたが、だんだん面倒くさくなったので、製パン機を買いました。

仕上がりは「まあこんなもん？」という感じです。いろいろチャレンジするとき、こりゃダメだと思っても、苦労が少ない分、すっぱり諦められるので、かえって良かったかなと思います。

いずれにしろ、短期間で市販品があれこれ食べられるようになるわけではないので、長丁場になります。
続けられそうな方法で、いろいろチャレンジするようにしてください。