アトピーとアレルギーの決定的な違いとは？

アレルギーとアトピーの症状はよく似ているので、なかなか違いが判りません。

何かしらのアレルギーでアレルゲンを避けても、湿疹や痒みのでる場合はアトピーなので原因も掴めず困った病気です。

アトピーの語源はギリシャ語で不思議な事だそうでまいってしまいます。

強烈な痒みや湿疹は何故！

アレルゲンのはっきりしているアレルギーもアトピーの一部ではありますが、アレルギーの全くない方でもアトピーは発症します。

遺伝、ライフスタイル(食生活、睡眠時間)、ストレスなど少しずつ解明されてはいますが、まだ患者数も多く現代病の一つです。

戦後は余り聞かない病気でしたが、日本だけでなく先進国に多いです。

季節の変わり目や何かしらの要因で免疫力が低下したに痒みや湿疹が皮膚の柔らかい部分に発症します。

乳児の場合は免疫システムの未発達から成長するにつれ完治しますが、大人の場合いろんな要因が絡み合い免疫システムの異常だけでなく完治には時間がかかります。

アトピー性皮膚炎とも言われ表皮の中でも角層の異常で痒みや湿疹が慢性、反復性のある症状です。

決定的な違いとは！

アレルギーの治療は至って単純でアレルゲンの徹底した排除です。

食べ物や飲み物などが原因の場合いっさい口にせず、代用品で栄養を補充します。

最近では少しずつ口にする経口減感作療法も注目を集めていますが、危険を伴います。

余りオススメはできません。

アトピーの場合は何らかの要因で皮膚での免疫力低下でバリア障害を起こしているので、スキンケアは大切です。

特に乾燥や熱、汗に反応しますので、お風呂上がりは徹底した保湿ケアが重要です。

基本的に皮膚は清潔に保ち刺激のないゆったりとした衣類を付けましょう。

以上のように決定的な違いは、はっきりしたアレルゲンの有無と皮膚や粘膜でのバリア障害です。

見分け方と対処方法

見分け方は、はっきり確定されていなく、見た目の判断です。

主観が入り医師によっても色々です。

特にアトピーの場合は決定的要因はなかなか判明できないので、皮膚の症状による対処療法が基本です。

保湿ケアのクリームや炎症を抑制するステロイド外用薬または漢方薬のドクダミなどです。

皮膚は、クロワッサンのように何層にも重なっていますので、皮膚表面が綺麗になっても深層部には炎症が残っている場合完治には根気が必要です。

乳児から高齢者まで顔や手足だけでなく全身の痒みから睡眠さえとれず悩まされている日々は、本人でなければ判りません。

最近ではステロイドを使わない治療法も増えてきましたが、今一つです。