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巷にあふれる民間療法。医療が確立していないのに画期的な技があるはずがない

アトピーという言葉は昔はなかったし、今ほどアトピーに悩む人も多くはなかったものの、今も昔も、呼び方は違ってもアトピーだった人はいました。

治療法が進歩してきていると言ってもいまだに確立していないし、医療従事者のアトピーに対する習熟度にも開きがあります。

産婦人科・小児科・皮膚科それぞれの問題点

産婦人科は、無事に赤ちゃんが生まれるまで、母体を良い状態に維持しすることに長けています。
カルシウムを摂取することや栄養バランスの整った食事を心がけることを指導しても、アレルギーを防ぐためにはどういった食事が望まれるのかといったことは、詳しくは指導してもらえません。

アレルギー体質の有無もあるから、アレルギーのある子供がすでにいる人、妊婦がアレルギーの場合には、個別に今かかっているお医者さんにも相談してほしいといったことは言いますが、何分詳しくないから指導しません。

小児科は、食物アレルギーを伴う小さなころのアトピー患者に慣れているものの、このころの行き当たりばったりの治療のおかげで、大きくなっても苦しんでいる人も多いにも関わらず、診察するのはもっぱら小児限定のため、後々の影響を考えずにその場を取り繕う治療法に終始しているように見えます。

皮膚科になると、大人になって難治化した人か大人になってから発病した人しか見てきていないので、急に小児に来られても対応できないし、乳幼児の食物アレルギーに関しては門外漢だし、そもそも日ごろ扱っているステロイド外用薬もほぼストロンゲストばかりなので、小児がかかっても悪影響しかありません。

同じ医療従事者同士だし、全ての科に研修に回るにもかかわらず、「最終的には専門分野に特化してしまうのはどうしてだ!」と歯がゆい気持ちでいっぱいになります。
私は医療従事者ではありません。自分の子どもをそれぞれの科に生後間もないときから何件も連れていき、どいつもこいつもあてにならない、横の連携がなぜないのかと思った一般人にすぎません。

その後、アトピーに悩むお母さん方に出会うたびに、いまだに産婦人科はアレルギー対策を十分に指導できていないことを知らされ、小児科でステロイドに頼る前にもっと原因を洗い出す努力をさせていないこと、皮膚科にも成人アトピーの治療に習熟したドクターに出会う確率があまりにも低いこと、それが延々と何十年も牛歩かと言いたくなる進歩具合のままなので、憤りを覚えています。

巷には民間療法があふれ、その進歩は目覚ましいが・・・

その昔、頑固な乳児湿疹に、「ヘビの生皮を貼り付けるとよくなる」と祖母が言って、大量に生臭い蛇の生皮を実母のところに送ってきたそうです。

実母曰く、「あんたに貼ったらものすごく生臭くて、しかも全然効かなかったわ」効かなかったのか、もしかして悪化したのか、夢見も悪くなったのではないか、今さら実母に聞いてもおそらくはっきりしないのではないかと思います。
我が家の三人息子がこの世に生を受けたとき、祖母はまだ健在でしたが、蛇の生皮は送ってはきませんでした。

「スーパーフード〇〇を食べると見違えるようによくなる!」「〇〇がアトピーに効く!」といった、どこからそれを見つけてきたのか疑問になるような様々なものが現在巷に溢れています。
アレルギー体質が何かを食べたりぬったりすることで画期的に改善される理由がわからないことに、子どもが本当に悪かった時、気が付かなかった自分がいます。
今でこそ、冷静に考えなくても、それはオカシイと気づけますが、「何でもいいからこの子を楽に生きていけるようにしてやりたい」と思っていた時には全く分かっていませんでした。

祖母が私の乳児湿疹などの肌荒れに繰り出してきた技は、蛇の生皮の他に、琵琶の葉を煎じたものを飲んだり塗ったりする技がありました。せいぜいそのくらいでした。
カンの強い子供を丈夫にするのに味噌灸がいいというのは、祖母以外の人から何度か伝わり、祖母も言いたかったけれど黙っていたようですが、アレルギー体質を改善するというより、温灸で子どもの乱れがちな内臓の働きを癒して改善する効果があったように思います。

民間療法、というよりも、病気の子どもの体を癒すために、健康増進の目的で様々な体によさそうなものを取り入れるのは悪いことではないと思いますが、これは治療ではないし、これでアレルギー体質がなくなるはずはなく、アレルギー体質と上手に付き合っていくためのお手伝いをしてもらう、程度に思っているのがベストだと思います。

高価であると効果があると思いがちですが、魔法の杖がない以上、無駄ではないかと思います。
健康増進も目的であれば、例えば海洋深層水を使うのもよし、天然水を使うのもよし、ですが、これさえあれば治るほど、効果があるはずがないことを念頭に置いておく必要があると思います。

医療が民間療法ほどではないにしてももう少し進歩してほしい

アトピーの治療は、ひとによってベストと思える対処法が違ってきます。アレルギーを起こしてしまう物質が人それぞれなので、対処方法も人それぞれです。
うちの子どもにベストだったことが他の子どもにもベストとは限らないように、生後間もない子供と成人とでは対処方法が全く違うように、個々の状態を熟知している必要があると思います。

5分程度の診察時間しか取れない中で、何を伝えられるのか、何が読み取れるのか。丸投げされても医師も困るのではないかと思います。
患者自身が自分を知ることも大切であり、乳幼児では保護者がしっかりと状態を見極めて自分で考えて賢く対処していかなくてはいけないと思います。

何らかの手立てはないかと思いますが、医療従事者ではない私がとやかく言えることでもなく、歯がゆい思いをするばかりですが、一人でもアトピーに悩む人が少なくなればと切実に思っています。

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