2016.03.20
アトピーのためのステロイドに対する偏見と正しい使い方
アトピーで悩んでいる人なら一度は気にしたことがあるステロイドの怖さや副作用。
これらの情報には偏見も多く満ち溢れています。
しかし効果があるステロイド、如何に付き合っていくかが非常に重要になってきます。
正しく使用していきましょう。
体に合うものを使いましょう。
ステロイドには種類があります。
Ⅰ群からⅤ群までの強弱があり、自身の体に合ったものを使用しなくてはいけません。
症状が悪化している時には強いものを、治まっている時は弱いものへと複数使用するのもよいです。
ただし、人によっては弱いものではいくら症状が治まっていても効果が無く、かゆみが再発する場合もあるので、その場合は強いものを希釈して使用するなどが必要です。
絶対にこうでなくてはいけないという考え方を止めて、柔軟に対応していきましょう。
合ったものを使用しているうちは耐性はつきにくく、効果も期待できます。
偏見に満ちた情報を過度に信じないこと。
ステロイドには確かに副作用があります。
使用には注意が必要です。
ただし、正しく使用していればその危険性はかなり低くすることができます。
うまく使用すれば確実に症状を抑える事が出来るのです。
たくさんの情報がある中で不安も感じるでしょうが、勇気を出して一度しっかりとステロイドで治療してみましょう。
不安にさせる偏見を一気に払拭できる体験ができることでしょう。
では、正しい塗り方はどうするの?
アトピーの人で症状が良くなってきたから、かゆくないからと塗るのを止めてしまう人がいます。
これは間違いです。
処方されて1週間程度は症状が良くなろうがしっかりと塗る必要があります。
それも副作用を怖がらずにたっぷりと、目安として指一関節分の薬に対して手のひら一面分くらいの患部に使用する程度です。
これより少ないと、効果が薄くなる上に長期間使用を続けることになるので耐性もつきやすく副作用も出やすくなってしまいます。
まずは1週間しっかりと塗りこむこと。
そして、できれば寝る前と朝の2回は塗りましょう。
その後は症状次第で弱いものに切り替えたり、保湿剤と混ぜ合わせて希釈して使用する期間をまた1週間ほど設けます。
もちろん症状が治まらない場合ははじめの1週間を同じように治療します。
こんなに塗って大丈夫なの?と心配になるかもしれませんが、逆なのです。
短期間のうちにしっかりと塗ってアトピーを治しておくことで、症状が治まっている時期を長くしていきます。
そうすることでステロイドへの耐性や副作用が出にくくなるのです。
こうして行くことで徐々に症状の軽い時期が長くなっていき、自分でコントロールの可能なアトピーへと終息することができます。
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