HOME > すべての記事 > アトピー性皮膚炎の基本情報 > 食物アレルギーのある食べ物を少しずつ食べさせても慣れない!悪くなる!

食物アレルギーのある食べ物を少しずつ食べさせても慣れない!悪くなる!

食べないと食べられないが同じではないように、食物アレルギーと好き嫌いは別のものです。

食物アレルギーがある食べ物を食べると、子どもはそれをおいしいと感じられません。
さらに全く体に合っていない場合は、激しい嘔吐や下痢が直ちに起こって、呼吸困難に陥ることもあります。

不幸にして亡くなる子供もいる、いわゆるアナフィラキシーショックがこれに当てはまりますが、そこまでいかなくても、合わないものはそもそもおいしいとは感じられません。

好き嫌いと食物アレルギーは同じではない

においがきらいとか、食感がきらいとか、好きになれない味がしているというのは、食べられないのではなく、食べない・食べたくない食べ物です。

食べると気分が悪くなってしまい、大量に嘔吐してしまうのは、呑み込みたくなくて吐き出すのとも全く違います。本人の意思と関係なく、食物アレルギーは起こってしまいます。
吐き出したいのではなく、止められないほど激しく嘔吐してしまいます。

食べられないものにであったとき

食物アレルギーのある子供に抗原度①の食材から、食べられるものを増やしていく離乳食を進めているとき、時々、非常に食が細くなる食べ物に出くわします。

何でも喜んで口にしてみるのに、頑として口を開けない食べ物があります。そういう時は与えるのを中止します。
しばらくすると、口の周りが赤く腫れてきたり、下痢をしたりするので、ああ、合わなかったんだとよくわかります。味がわかるわからない以前に、全く体が受け付けないのです。

激しい嘔吐などを伴わない場合は、体調が悪かっただけかもしれないし、気のせいだったかもしれないので、とりあえずその食材には△印を付けておき、1か月くらいは与えてみないようにします。新しい他の食材へのチャレンジに切り替えます。
そして、1か月くらいしてから体調がよさそうな時に、もう一度チャレンジしてみます。何ともなければ印を消して置くか、調子が悪いときは危ない物と認識しておくか、判断をします。

やっぱり食べなかったり、調子が少し悪くなる場合は、合わない食材と考えて、もっと離乳が進むまで放置しておきます。
激しい嘔吐などをまた繰り返すようなら、それは合わないアレルギーを起こしやすい食材と考えて、もっと大きくなってからまた試すか、当分は除去しておく食材と考えて×印をつけておきます。

保育園に預けることを考えると、早く食べられるようしたいけれど

完全除去する必要がある食べ物がたくさんあると、個別に対応するにも親でも難しいことがあり、子どもが大きくなってきて、同年代の子どもと接するようにしたいと思うとき、早く食べられるようにならないと預けることができないと焦る気持ちが出てきます。

たとえば三男は。3才を過ぎるころまで小麦粉を食べるとアレルギーを起こしていました。
吐くほどではないのですが体に合わないようで、2歳半を過ぎても食べると1時間ほどしてひざやひじの裏がとてもかゆくなりました。

除去している食べ物が食べられるようになったかどうかは、少量を加えた食材を食べさせてみるしかありませんが、食べたら具合が悪くなる食材はまだ食べられない食材です。
おいしく食べられるのであれば問題ないのですが、合わない食材はおいしく食べられません。

アレルギー体質が強いと、いきなり卵を試してみるなどすると、たとえ耳かきいっぱいのゆで卵の黄身でも、大量嘔吐で済めばよい方で、場合によっては救急車を呼ぶ必要があります。

安易に食べさせてみるのは厳禁です。
食べさせてみるのは、食べさせて食材に慣らすことを目的としているのではありません。食べさせてみて、食べられるかどうかをチェックしているにすぎません。

卵や牛乳など、ごく少量から医療機関で試してみるテストがあります。
本人が食べられないことを納得するうえでは役立ちますが、それ以外にはいいことは何もないので、むやみに試さないことをお勧めすると同時に、手遅れになってはいけないので、ご家庭で安易に試さないようにしてほしいと思います。
試そうとしていなくても、思わぬ誤飲事故で試してしまうことがあり、たいてい「危なかった!」と思った経験しか私もしたことがありません。

みんなと同じものを食べるには、せめて小麦粉が食べられないと…と、私自身非常に焦ったことをよく覚えていますが、食べられないなら食べられないで、もう一年遅らせることも考える必要があったかもしれません。
しかし、鉄砲玉のように飛び出していきかねない三男を前にして、もう一年家にいろとは言えるはずもなく、ただただじりじり焦ったように思います。

アレルギーが軽減してきて、二次加工品を試すのは慣らすのとは違う

アレルギーが軽減してきて、「二次加工品なら試してみてもいいですよ」と医療機関からOKをもらうことがあります。

だんだんと量も増やしていき、結果として食べられるようになり、除去項目から食べられるものにランクアップできるわけですが、これは「慣らし」ているのではありません。
食べられる上限を探っているにすぎず、できれば頻繁に口にしないほうがいい食べ物であるのに変わりはありません。

たとえ解禁になったとしても、体に負担がかからないように、長いスパンをあけて口にしない期間を長く取っておくようにします。
頻繁に食べすぎてもやはり悪化します。まだキャパシティが多くなっていないのに超える量を与えると、やはり悪化します。

そうなるとまた1か月以上、その食材を食べないようにし様子を見ることからやり直します。
食物アレルギーの除去項目を減らしていく作業は、365歩のマーチのように進んだと思ったら戻ることの繰り返しです。

焦っても早く食べられるようにはならないのですが、焦る気持ちは保育園に行かせてあげたいと思う親心の表れだと思います。

  • アレルライトハイパー

    • 日清食品グループ独自の研究成果で内側からケア
    • たった2粒に5,000億個の自然由来の乳酸菌配合
    • 季節や環境による不快な調子を爽快に!
    • 皮膚や粘膜の健康維持を助けるビオチン配合
    • 飲みやすい小粒で1日分わずか1.57kcal
    乳酸菌の種類商品形状その他成分
    リフレクト乳酸菌(T-21株)ビオチン

    詳細はこちら

  • アレルファイン・ゼロ

    • すこやか肌対策サプリメント人気No.1
    • 医師の95.8%が飲み続けたいと答えたサプリ
    • 試験済みサプリメント!公的機関で効果を実証済み
    • 皮膚科医・内科医・小児科医のコラボにより誕生
    • 初回のみ送料500円(税抜)のみ
    乳酸菌の種類商品形状その他成分
    乳酸菌K-2カプセルセラミド、ヒアルロン酸

    詳細はこちら

  • アレルナイトプラス

    • メディアで話題の乳酸菌配合美容サプリメント
    • 1本で植物性バチルス乳酸菌100mg含有(1,000億個)
    • キレイを育てる美容成分を15種類配合
    • 専門家と共同開発!安全性&信頼性重視の成分のみ
    • グレープフルーツ味で飲みやすい!
    乳酸菌の種類商品形状その他成分
    植物性バチルス乳酸菌顆粒ビオチン、ビタミンB群、ハーブ他

    詳細はこちら

関連記事