お父さんの甲殻アレルギー【顔が腫れあがっても蕁麻疹が出ても】好きな気持ちが変わらない不思議

夫は甲殻アレルギーがあります。蟹もエビもシャコも大好物です。
若いころはその食べっぷりにあっけにとられるほどでした。ものすごい好きです。

でも、アレルギーがあり、顔がものすごく腫れたりします。
蕁麻疹が出ることもよくあります。

昔からアレルギーがでてはいなかった

夫の甲殻アレルギーが出たのは、確か30歳を過ぎていたと思います。
出張先で蟹をたらふく食べた翌日、顔がびっくりするほど腫れたそうです。
同行していた同僚が驚いて、「すごく腫れてましたね～」とその後長い間言い続けた位腫れあがっていたようです。

すぐに現地で病院に行き、原因不明でした。
全く原因がわからず、抗生物質を含むありとあらゆる薬を出してくれ、「どれかが効くはずだ」という結論に至ったそうです。

当時は甲殻アレルギーだとはさらさら思ってもいなかったです。
腫れた顔が熱いけれど、「痛くもかゆくもない」と言っていましたが、長年アレルギー児の世話をしてきているので、「何かのアレルギーかも？」と疑わなかったのは今にして思えばちょっと間抜けですが、かゆみがなかったのがそもそもの気づくのが遅かった原因かもしれません。

すごく好きなのに甲殻アレルギー

「甲殻アレルギーかもしれない」と気が付くまで、実は1年くらいかかりました。
その後、半年くらいしてまた顔が腫れあがり、耳鼻科で見てもらったところ、やはり原因不明でまたあらゆる薬をもらってきて、それも1週間たたずして回復し、さらに半年後、また顔が腫れて、「また原因不明かな？」と心配する私に、顔色一つ変えず夫が、「いや、アレルギーだ、多分甲殻アレルギー」と言い出しました。

いつも素晴らしい食べっぷりだったので、キョトンとする私に、「三回とも、前日甲殻類をたらふく食べた」と告白しました。

実は2回目くらいから、怪しいとは思っていたそうです。
そして3回目が極め付けだったとか。夫が外で何を食べているのか私は知る由もありませんでしたが、いつもの食べっぷりから想像すると、結構食べたんでしょう。

ものすごく好きだとわかっているので、かわいそうだと思いましたが、どうしてあげようもありません。

夫はめげない

その後、夫が甲殻類を食べなくなったというと、そんなことは全くありません。
若いころほどガンガンには食べませんが、相変わらず甲殻類は好物のようで、自分でここまではたべて大丈夫という線引きがされているようです。

食中毒が原因で、刺身のほとんどが食べられなくなった私と違い、夫の食に対する執着には並々ならぬものがあるのかもしれません。

時々蕁麻疹が出たりしていますが、ケロッとしていて、先日も、「せこ蟹食べたい」を連呼していました。

夫を見ていると、子供の食物アレルギーに全くひるまなかった理由がわかる気もします。
アトピーにはポジティブシンキングが一番大事だなと思います。