３０歳の息子のアトピーに悩むのは過干渉？大人のアトピーについて

「アトピー」でネット検索していて、「30歳の息子のアトピー。どうしたら？」という文字が目に入り、どんな内容かな？と思って読んでみました。

しばらく離れてから、再び共に暮らすようになった息子さんのアトピーに悩んでいるお母さんの悩み相談でした。
アトピーで就職もままならないのに、治療に前向きではない息子さんにどうしたらいいのか悩まれているようでした。

わかるようなわからないような

我が家の長男（23）も離れて暮らしていて、生後間もなくからアトピーと診断され、劇悪化も経験しながらも今現在もわかる人が見たらわかるアトピーです。

病院に行っているのやら行っていないのやら、何かにつけてぼりぼり掻いている姿を見るわけではないものの、それほど良くないけれど安定している状態だと思ってみています。
親ばかだと思いますが、幸い就職してサラリーマンらしいいい顔をするようになったと思って喜んでいます。

勉強にしろ、就職活動にしろ、アトピーを含めた病気治療にしろ、子供のやる気スイッチが押せない、CMソングではないけれど、やる気スイッチがどこにあるんだろうと日々悩む親の気持ちはよくわかります。

ただ、私は冷たい親なのかもしれませんが、もう一人立ちしている息子の世話をする気はさらさらなく、「ここかゆいんだけど、なんかなってる？」と聞かれれば見てやるし薬の一つも塗ってやりますが、「病院に行こう」と誘うこともなければ、あれこれ新しい治療法をすすめることもしません。

最近は、「あんたの世話をしてくれそうな、かわいいやさしい女の子を探してこい」と叱咤激励するくらいですが、「お母さんはひどい。俺はまだ23なのに、結婚しろっていう」と嘆いています。

結婚しようと思い立ってもすぐにはできないものなのだし、長々と一人暮らしに慣れてくると、男も女も誰かとともに歩むという努力が年々できなくなってくるものです。

本当にいい子は誰もがほおっておかないから、すぐに売却済みになって手に入らなくなるから、早めに行動してほしいと思っているだけなのですが、余計なお世話以外の何物でもないのかもしれません。

苦しい気持ちを語るお母さんへのコメントが

30歳の息子のアトピーに苦しんで、切々とつらい気持ちを訴えているお母さんに対するコメントが、ズバリ、「過干渉」「過保護」「ほおっておけ」となっていました。

私は30歳は大人なようで中身は案外子供だと思っていますが、自分が30歳の時を思い出して、長男も次男もいて、親にとやかく言われたことがなかったように思います。
たとえ独身であっても、もっと前に親に何か言われたりすることがなくなっていたし、言われたからといって聞かなかったと思います。

確かに過干渉だなと思いますが、子離れというのは年々難しくなってきているのかもしれないなと思いました。
実際問題として、親から干渉を受けることは、10代であってもストレスのもとになりかねないので、30代になるとさすがにある程度かわせるのでしょうが、度々干渉されたりすると、飛び出していくか暴れるか、怒り狂うか、どれかを選んでしまいそうです。

そういえば、義兄が45歳くらいで大病をした時、「薬飲んだの？！」と義母が繰り返し聞き、「まーだー」と答えている義兄を見て、本当にろくでもないと思ったことを思い出しました。
いい年して、親に薬の管理ができていないと考えさせる生活態度が許せないと同時に、「まーだー」と答える馬鹿さ加減にあきれ果てました。

病院へ行くよう言っても聞かない息子に悩むお母さんは過干渉かもしれないし、子離れができていないのかもしれませんが、言わないと何とかしようと思わないだろうと親に思わせ、言わせてしまうのらくら体質の息子も問題ではないかともいます。

優しいから強くはねつけられないのではなく、言わせないだけの自立がなされていないのではないでしょうか。

子供はいくつになっても子供なんだけれど

親から見ればいくつになっても子供は子供なのですが、子供自体が自立してくれないと、親としては対等であると接するのが難しいのも、また事実ではないかと思います。
親自身も、親としての成長が遅れているのかもしれません。こういう話を聞くと、私は子供に対して突き放しすぎで冷たいのだろうかと思ったりもします。

そんな話を、結婚してはいるものの子供がいない妹に話すと、「ばかじゃないの？悩む方向がオカシイ」ときっぱり切ってくれたりもするので、やっぱり過保護はいけないなと思いなおしたりもします。

子育てに正解がないので何とも言えませんが、30才であろうとなかろうと、子供のアトピーは親にとって無視できないつらいことには間違いないと思います。
だれもが、劇悪化することなく、自分でコントロールできる小康状態が維持できる程度に維持できたらと思います。