新生児のアトピー症状の原因

アトピーの症状は生後４ヶ月以降に現れてきます。

耳やひじ・ひざの関節部分の皮膚が切れてジュクジュクになります。

新生児のころ、生後１ヶ月から１ヵ月半頃に頬やおでこに湿疹が現れて、医師によってはアトピーと診断する場合もありますが、新生児のほぼすべてが一時経験する乳児湿疹であり、アトピーとは違うものなのです。

新生児のアトピー症状の原因

新生児の乳児湿疹は皮脂の分泌が活発になったことが原因で起こるものです。

特別に治療する必要はありません。

皮脂が目立ったときに石鹸で洗うなどスキンケアに気を配りましょう。

ただ、脂分を落としすぎると乾燥してしまって新たなトラブルに発展するので肌の状態をよく見ながらのケアが大切です。

乳児湿疹の症状がひどくなり、赤みを帯びたりジュクジュクになったときには炎症を起こしている場合もあるので医師に相談しましょう。

重度のものになるとスキンケアだけでは対処しきれません。

乳児のころは皮膚の表層が薄いので、アトピー性皮膚炎の症状である皮膚の表面が乾燥によってはげてくるという症状になることはあまりありません。

しかしながら、４ヶ月を過ぎたころから耳のうしろやひじ・膝の裏側の皮膚が切れたり、貨幣状などの湿疹が現れたりしてきたらアトピー性皮膚炎を疑って病院に行くようにしましょう。

放っておいた場合、かゆいのでかいてますますジュクジュクニなってしまったり、ばい菌が入ってとびひになってしまう可能性があります。

症状は繰り返されます

アトピー性皮膚炎は病気の一種ですが、ひどくなったりよくなったりと症状は繰り返されます。

その原因はまだ現在の医学では解明されていないので完全に治すための薬はありません。

なる子はどんな努力をしていてもなるときはなるのです。

原因が分からない以上、ならないためにどのような対処法をすればよいのかは分かりません。

清潔にしておくことを心がける程度で、なってからのことを考えたほうがよいでしょう。

信頼できる医師びが大切

新生児の場合、皮膚科と小児科のどちらを選ぶか迷うところですが、皮膚科は皮膚をきれいな状態に回復させることを最終目的にしているところが多いのに対し、小児科はかゆみを取り除くことを優先させます。

ステロイドの使い方も小児科では弱いタイプのものをさらに白色軟膏で薄めて使うという方法が取られます。

どちらの治療法を望むかはそれぞれの家庭で違ってきますが、信頼できる医師・気になることがあればどんなことでも相談できて、その質問にきちんと答えてくれる医師選びが大切です。