いい加減な食生活を続けたらやっぱりアトピーは悪くなる。

一人暮らしを続けている長男は、生きていくためにはぎりぎり！よりは多いサラリーをもらっているにもかかわらず、いつも生活がカツカツ。
やりくりがへたくそすぎるし、なんだかわけのわからない椅子に大金を払ってみたり、アマゾンの箱で部屋を埋め尽くしたりとおバカの限りを尽くしているせいか、本当にカツカツらしい。

働いても働いても苦しいのなら何とかしてあげたいと思うし、「お母さんがお小遣いをあげようか？」と言いたくもなりますが、おバカ極まりない生活の足しにされるのがおちなので、口が裂けてもそんなことは言えません。

アトピーなのに、切り詰めるところを間違っている

長男の食生活はどうにもこうにも貧しすぎる気がします。簡単に切り詰められるところがそこだからか、「米がなくなったら送ってあげるよ」と言っているにもかかわらず、半年以上音沙汰なしです。
炊飯器で米を炊くのが面倒くさいらしく、冷凍うどんをチンする朝ご飯がお気に入り。しかも味付けは適当そう。

お気に入りの昼ご飯はカップ麺にカット野菜を突っ込んでお湯を入れたものという話に至るや、目が点に。「野菜は大事だから」が聞いてあきれます。
「カップ麺に入る程度の野菜で足りるか！」と叫びたいのを我慢しつつ、ジャガリコ生活よりは改善されたかもしれないと、ついいいところを探してしまいます。

「もうちょっとちゃんと食べないとだめだよ」というと、必ず「だってお金ないもん」と。
所狭しと置いてある開けてもいないらしいアマゾンの箱の中身をそのまま売れ！と叫んでも効果がありません。耳に届かないようです。

何かを欲しいと思い、それのために頑張ることはいいことだと思います。何もほしいものがないときは勤労意欲もわきません。
しかし、食費を削らざるを得ないほど何かを買い続けるのはいかがなものかと思います。

幸い借金せずにやってこれているようですが、何かあったときのために、もうちょっと貯蓄するとか将来を考えるとかしてほしいと思います。
アトピーが軽くはないので、人よりキャパシティーも少ないはずなので、切り詰めるなら食費以外にしてほしいと思います。

そろそろアウトになるんだろうかと思っていたら、アウトになったらしい

最近仕事先でお昼に仕出し弁当が出るようになったそうで、いつまでも続くわけではないようですが、「なんだかこのお弁当を食べると、お肌が生き生きよみがえっちゃて～」と長男が笑います。
仕出し弁当を食べ続けて栄養が偏って体調が悪くなった話は聞いたことがありますが、仕出し弁当を食べて体調がよくなるなんて、よっぽどな食生活をしているのは間違いないでしょう。

「いい加減にしないと本当に取り返しがつかなくなるよ」というと、「もうなってるよ～アトピーがめっちゃ悪くて～」とケラケラと笑うので、頭がくらくらしました。

陽気なのはいいことですが、「笑っている余裕があるならおもちゃを買うのをやめて食費に回しなさい！」とテンプレートになりつつあるセリフをはくしかありません。
本当に悪いとき、強いステロイドでないと成人には効かないので、「最近病院はどうしているの？」と聞いたところ、「ステロイド使わないとか、別のものを使うとか、変な医者ばっかりで困ってたんだけど、ようやく、出せるだけ出して、しっかり使ってしっかり治していくって医者がみつかったから、ちゃんと通ってるよ」と言っていたのでほっとしました。

らくにコントロールできるところまでもっていかないと、何もできないので、何とかうまく皮膚の状態がいいところまで戻せればいいのですが、何にせよ、栄養バランスが悪すぎて、焼け石に水という感じがぬぐえません。
言ったところで「お金ないもん」と言い出すのが目に見えています。

やっぱりサプリメントに走り出す

手っ取り早く栄養補給というと、まず考えるのがサプリメントなのは昨今の主流なのかもしれません。ですがサプリメントは薬ではありません。
バランスの整った食事を心がけていてもそれでも足りない分を補うつもりで使うならいざ知らず、サプリメントで必要な栄養がとれているからいいや的な使い方は間違っていると思います。

大体必要量がしっかりとれているとも思えません。
「亜鉛とかビタミンBとかのサプリメントはちゃんととっているから」心配するなと言いたいのでしょうが、それのどこがちゃんとしているんでしょう。

ずっとつきっきりで世話をすることもできないし、してほしがるとも思えません。
自分で何とかしようと目を覚まさない限り、ステロイドのストロンゲストだって大して効果は発揮できないのではないかと思います。

フィギュアは心の隙間を埋めてくれるかもしれませんが、肌荒れは治してくれません。いい加減目を覚ませ、料理に目覚めろと思います。

下手に手をかけて育てたばかりに

「クックパッドの通りに作ったらめっちゃまずく仕上がるんだけど、なんで？」と聞いてきました。

過去にTVなどで新しいレシピを覚えてその通り作ってみたら、いつも「めちゃまずい！なんだこれは！」と怒っていた長男。
その後、自分流にアレンジを加えて作り直すと「最初からこうすりゃいいのに、なんであんなの作るんだ」といつも言っていました。
微妙なさじ加減もあるし、化学調味料や加工食品をほとんど使わず育てたので、コンビニおでんすらまずく感じる息子たちには致し方ないかもしれません。

その通りに作るとまずいから、アレンジが必要と言いたくても、基本ができていない長男には難しいでしょう。
私の料理がすこぶるおいしいというわけではなく、慣れた味ではない味はおいしくないと感じることもあるかと思います。

下手に手をかけて育ててきたばかりに、出来合いのものは「これは出来合いのものだ」と感じ取れるから、冷凍食品のほとんどに我慢できない。
ジャガリコ生活はできるのに、なぜそっち方面はだめなのかと言いたくなるのですが、彼らなりのいいぶんがあるのかもしれません。

この際、誰でもいいから彼にまともな食生活をさせてくれる方を募集したいところですが、なかなか見つからないので、何でもいいから料理を始め自力で何とかしてほしいと思います。
自分のためなので、面倒くさくても、そういう体なんだから仕方ないと思って、改善してほしいです。