綿100％衣類でもかゆいとき【縫い目・タグチェック】面倒でも対処しよう

わが家の長男（21）と三男（16）はふたりともアトピーです。
三男の方は10歳を過ぎる頃からアトピーらしい湿疹は出ていませんが、アレルギー体質は長男よりも遥かに強い子です。

アレルギー体質はあるものの皮膚は二人よりは強い次男は、どんな化繊でもへっちゃらです。彼が衣類で気にするのはサイズくらいです。

ところが、長男三男は天然繊維でないと肌センサーが機能するのか、着ようともしません。
「ああ、それ、かゆいやつ」とバッサリ。マイクロフリースすらチクチクするといいます。

天然繊維はかゆくない。

マイクロフリースがチクチクするという長男三男。ところがごわっごわの綿の服はかゆくないらしい。好んで着ます。

意味がわからない！と思っていた私ですが、30歳を過ぎてアトピーを発病した時、「本当だ！」と実感しました。

例えば、化繊のパジャマだと、痒くて目が覚めるんです。
びっくりです。木綿のごわっごわのパジャマのほうがまし。

そういえば綿のパジャマの時、どんなにゴワゴワになっていたとしても、パジャマがゴワゴワして目が覚めたことがないことに、今更ながらに気付かされてしまいます。

化繊の服で特に強烈に痒みを引き起こしてくれるのが縫い目とタグですが、かゆいのは全面です。

綿100％でも、縫い目とタグはかゆいことがある。

綿100％なのに、なんかかゆい！と思うときは、たいてい肌の何処かにタグがあたっています。タグでない時はちょっとサイズが小さいものとかで縫い目が肌にこすれるとき。

縫い目の方は綿100％なのでしょうが、凸凹が痒みを引き出すんじゃないかと思います。あまり縫い目がこすれるようなものは買わない着ないようにするしかないかと思います。

とはいえ、綿１00％の衣類の場合、化繊のように、縫い目をバイアステープでくるんでおくなどの対処までしなくていいと思います。体操着とか指定の服でないのであれば、どうしても着なくちゃいけない理由がないなら、皮膚の健康のためには、合わない服は機内に限ると思います。

指定の服であれば、綿100％で肌触りの良いバイアステープでくるむなどの工夫は必要かと思いますが、そうでなければ肌に合わないんだから、着ないのが一番ではないでしょうか。

買ってきたら、値札を切るとき同時にタグも切り取っておくことを心がけましょう。
また、たとえ着たら素晴らしくスリムに見えるとしても、ぴっちりした衣類は避けたほうが無難だと思います。