アトピーでも大丈夫な運動部生活【汗まみれにならない：水泳部】落とし穴は別にあった

男子が中学時代、運動部に入っているのかそうでないのかで、その後の体格や筋力などに大きな差がでるのはアトピーであるなしにかかわらず、切実な問題です。

三人の息子には中学時代は運動部限定で部活動に勤しむよう、方針を決めていました。

長男、次男は水泳部を選ぶ。三男はテニス部

長男は長い間カナヅチだったので、小さい頃は空手教室に通っていましたが、小4くらいからスイミングスクールに通いました。同じ時期に一人じゃやだというので次男も通い、全員が小学校に入った時点で三人揃ってスイミングスクールに通いました。

それぞれが小6になったとき、一番小さい頃から習っていた三男の泳力がダントツでした。

当然ですが、カナヅチだから始めた長男の泳力は三人の中でも一番低かったです。
しかし、「汗を絶対かかないから、汗で痒くなる心配だけはないから」と言って、長男は水泳部を選びました。

泳力も今ひとつだったのですが、ボール投げなどもからっきしだったので、まだ泳ぐほうがマシだったことも選んだ理由の一つだと思います。

次男は一人ちょっとおデブに育ったので、スイミングとサッカーをやっていました。泳ぐほうが好きだからと彼は水泳部に入りました。

三男は泳力があり、スカウトされたのですが、「顧問が怖いからやだ」「にいちゃんみたいに黒焦げになるまで泳ぐのはいやだ」といい、右腕が太くなるから、時計した時かっこいいかもというよこしまな理由をつけて、テニス部に入りました。

アトピーでプール。きつい消毒の塩素は大丈夫？

スイミングスクールのプールは特殊な消毒を使っていて、塩素臭くなかったのですが、学校や市の施設のプールに入るようになり、息子たちは何もしなくても塩素臭くなってきました。髪の毛も、ちょっと茶髪気味。

現在やめて随分になり、長男次男の髪は黒々してきました。
体毛もこの時期金髪になっていて気が付かなかったのですが、特に次男は毛深かった。黒くなって、長男次男の毛深さが目立つようになりました。

皮膚の方は、プールに入るようになって特別悪化したとか、プールをやめてから格段に良くなったとか、どちらもなかったので、比較的問題なかったようです。とにかく汗をかくと痒くなることもあるから、それよりはましだったようです。

水泳部の落とし穴は塩素じゃなかった

長男が水泳部をサボりがちになったのは、二年生の春以降。
春になれば、気をつけていてもアレルギーが悪化しやすくなります。
アレルギー性鼻炎もあり、喘息もあるため、耳鼻科、小児科に通う必要があります。

中2の春、ちゃんと歯磨きしないから歯医者に行くよう指示書が出て、更に、アレルギー性の結膜炎かなにかとメガネの度数で眼科に行けと指示書が出て、病院通いが目白押し。
部活の休みに行けばいいといっても、複数通うのは不可能です。しかも、アレルギーの場合、通院も自動的に長い。

「さぼっている」とあからさまに攻撃される様になります、顧問から。
後に次男の友達も耳鼻科通いが原因で部活に居づらくなりました。

水泳部の最大の落とし穴は、顧問が健康優良児すぎること。
彼はアレルギーの通院が長いことがどうしても理解できなかった。

サボるつもりがなくても、アレルギーはどうしても花粉の季節、悪化しやすいです。一度悪化すると、治療は長々かかり、風邪のようにヒット・アンド・アウェイとはなりません。

事情を察して、苦情を呈しましたが、後に他の人も、「先生はアレルギーの病院通いが理解できない」とこぼしていたので、未だにわかっていないと思います。

まとめ

学校の先生のアレルギーに対する認識は甘く、体育会系の先生方は、なまじ本人が異様に丈夫なため、更にアレルギーなど慢性的な病気に対する認識がとても甘いです。

春先に病院が混むこともご存じないでしょう。行きませんからね。
体力づくりのために、部活動を続ける場合、冬のうちに噛んで含んだように事情を説明しておく必要があるかと思います。

供のために、鬱陶しがられてももっと説明しておくんだったと後悔しています。丈夫な人には病気がちな人の状態がわかりにくいことをもっとアピールする必要があると思います。