全館冷暖房完備はアトピーを救う？24時間換気のススメ

ぽかぽか暖かい日が続く陽気な春はお出かけにぴったりですが、アトピーにとっても、それ以外のアレルギー体質の人にとっても、ちょっと憂鬱な季節になってきます。

一年のうちで、ありとあらゆるアレルギーが一気に悪くなる季節だからです。

2月には花粉バロメーター発動

アレルギー体質の子どもの場合、花粉バロメーターはＴＶの花粉情報よりも、巷のマスクの人が増え始める時期よりも、もっとずっと前から大きく振れ始めます。
シーツを外干しすると、取り入れただけでくしゃみをしたり、掻き始めたり、機嫌も悪くなったりします。

夫よりも、アレルギー体質が三兄弟の中で最も弱い次男よりも、アトピー症状の重い長男と、アトピーと言わないとわからない状態の三男のほうが先に花粉バロメーターを振れ始めます。

アレルギー体質がより強い、ＩｇＥが倍以上ある三男と、ＩｇＥは小さくても、アトピー症状の重い長男と、どちらがより早くバロメーターが振れ始めるかというと、症状は普段出ていなくても、いつでも三男がいち早く機嫌が悪くなり、鼻水が出たり目がかくなったりくしゃみ三昧という状態になります。

アトピー症状の重い長男のほうがスタートはかなり出遅れますが、悪化スピードは三男の比ではなく、一気に追い抜く形になります。

去年からせっせと買いためたティッシュがどんどん減っていきます。目薬が欲しい、点鼻薬が欲しいと騒ぎ始めます。
近年潤いティッシュが販売されようやく彼らの鼻の周りが真っ赤っかでカサカサ、何か所か切れている、ということがなくなりましたが、潤いティッシュの大量購入はお財布に痛いです。

全館冷暖房完備・24時間換気

寒冷地に住んでいるため、毎年12月末から雪のため外に布団や衣類がが干せなくなり、2月はまだドカ雪なのに花粉の症状を出し始めるため、そのままＧＷが終わるまで、外に布団や衣類が干せなくなります。

換気もばんばんに行いたいところですが、花粉が入ってくると家の中にもいられなくなってしまうのでそうもいきません。

現在、初期投資とランニングコストはかかりますが、全館冷暖房システムを使い、24時間換気システムを完備しています。
このおかげか、家にいると夫も息子たちもとても楽なようです。

もちろん外に干したシーツなど取り入れるとそれだけでくしゃみの大合唱になるので、外干し厳禁ですが、外から帰宅して、しばらく鼻をぶーぶー言わせていたかと思うと、その後は楽なようなので、ほっとします。

電気代も、設備投資費もかかりますが、花粉の季節にかかる医療費が格段に安くなり、通う必要のある病院も大幅に減少しました。
首回りがどろどろに浸出液が出ていた時代があったことを考えると、格段の進歩です。

窓を大きく開けて換気ができない以上、高性能の換気システムがあることはアレルギー体質にとっては重要なカギのようです。

賃貸ではそこまでできないから

換気システムを替えることまで賃貸ではできないので、ある程度の性能を持った空気清浄機を完備する、換気の工夫をすることが大事だと思います。

掃除機もハウスダストを舞い上げないものを選んでおく必要があります。
空気清浄機やエアコンのフィルターのお手入れも重要です。

大型の設備に頼れない分、工夫を凝らすことで、アレルギーを起こしてしまうリスクを軽減させるのが大切だと思います。