アトピーの掻き壊し対策【爪のケア・爪切り】爪切りを替えよう

アトピーは皮膚症状が悪いとき、強いかゆみを伴うので掻かずにはいられません。
掻くことでさらに皮膚症状が悪化し、さらに強いかゆみが生じて、悪循環を繰り返してしまいます。

爪が長いと皮膚がえぐれてしまうので、深爪寸前まで子どもの爪を切っていましたが、それでもえぐったような、切れ味の悪くなった刃物で無理やり作ったような傷はかえって深く、治るまでしばしば時間がかかりました。

爪切りを見直す

爪を切るとき、以前は普通の爪切りを使っていました。子どもが小さいときは、ハサミのようなベビー用を使っていましたが、子供の爪もだんだん硬くなってくるので、ベビー用は使いづらくなって、だんだんと普通の爪切りを使うことが多くなってきます。

爪を切った後、爪の先がギザギザになり、それで掻くと切る前より傷が深くなります。
でも、切らないわけにはいきません。

どうしたものかと困りはて、やすりで磨いたりしますが、子供が嫌がり、なかなかうまくいきません。

困っていると、夫が突然、「爪切り、買ったから」と言い出しました。何かにつけ、高級品を買いかねないので、嫌な予感がしたのですが、やはり、「5000円以上する」と言い出しました。今から15年以上前です。そのころでなくても高価です。

その数日前、私が500円程度で新しい爪切りを買ってきたばかりでした。
しかも、夫自身がどこかで粗品の爪切りをもらって来たばかりでした。

それなのに、なぜ爪切り。ためいきがでました。夫がインターネットで買った爪切りが届いて、さらにその神経を疑いました。最近では珍しくなくなってきた、ニッパー型の爪切りでした。ピンピンに刃先がとんがっていて、見るからに恐ろしげです。

その当時、私が家族全員の爪を切っていました。
でも、そのやたら恐ろしい爪切り、使いたくありません。でも、使えと目で強要されています。

仕方なく、ニッパー型の爪切りで切ったところ、切り口がつるんつるん。恐ろし気な雰囲気は変わらないものの、子供に刺さってしまうことなくすいすい切れて、しかもその切り口がやたらと美しい。目から鱗の良品でした。

ニッパー型の爪切りは切り口がきれい

従来品の爪切りではなく、ニッパー型の爪切りで爪を切るとその切り口がはじめからつるつるしているので、爪を切った直後でも、掻いてもひどくなりません。

ひどく掻けばもちろんダメージは現れますが、少々では大丈夫です。
爪切りを見直すということをそれまでしていなかったのですが、5000円は安かったかもしれないと思ったくらいです。もし今も掻き壊しに悩んでいて従来型の爪切りを使っている方があれが、ニッパー型、おすすめです。