庭で収穫・無農薬アーモンド。美肌効果が期待できても

アーモンドは実はバラ科です。庭植えのバラが敷き藁で防寒処理して越冬できるので、アーモンドも越冬できるだろうと植えてみたところ、大きく育ち、春に桃の花を3倍にしたような大きな花が咲き、実もなるようになりました。

アーモンドの実は、周りを取って桃の種に似ている種を出し、それを割ったら中に食用のアーモンド（生）が入っています。

庭で取れるアーモンドも普通に食べられる

庭で取れるアーモンドは普通に食べられました。
アーモンドはお肌にもよいので、アトピーの改善に役立つのではと言われていますが、食べたからと言ってすぐに効果が出るほどではありません。

また、庭の1本のアーモンドの木から採れるアーモンドの実は30粒以下です。
毎日1粒づつ食べたとしても、何らかの効果が出るには短期間で食べ終わってしまいます。

今年、雀がアーモンドのおいしさに目覚めたらしく、毎日4時に4羽ほどでやってきて、ちゅんちゅんと鳴き続けてたたき起こされるようになりました。
巣を作らないようにと祈りながら除いていると、いつもアーモンドの木の下にいます。確認したところ、種の殻がきれいに割られているのが転がっていました。

雀も夢中になる無農薬アーモンド。鳥にもわかるようです。

庭木に謎の害虫が次々と巣くう

長年育てているバラが突然枯れたことに始まり、またテッポウムシか？！と思ったのですが、よく見ると株もとに、地中から蜘蛛が時々作る白い繭のようなもので、長いものが何本か出ていました。
地中に明らかに何らかの虫がいるようです。

他の木にもついて一気に弱って来たので、ホームセンターで地中の虫に効くという殺虫剤を購入してきました。
まくとしばらくするといなくなるため、木は一気に元気になってきます。でもその隣の木が弱ってきて、やはり白い眉のようなものがついています。

また殺虫剤を撒いて・・・と繰り返しているうちに、あんず・すもも・アーモンドという食用の木にもついてしまいました。
あんずとすももは収穫期が終わっていましたが、アーモンドはまだ実が熟しきっていません。

虫にやられるよりはましだと思い、三本ともに殺虫剤を散布しました。今年のアーモンドはあきらめるか、鳥に全部プレゼントすればいいと思いました。
しかし殺虫剤を散布したその日から、ぴたっと鳥は来なくなりました。

野生の鳥だからわかる農薬の害

本能がしっかりと働いて危険と判断したのか、毎日ちゅんちゅんと4時にやってきていたのに全く来なくなったため、睡眠を妨害されなくなったのは喜ばしいのですが、こうもピタッと寄り付かなくなると、殺虫剤の強さがうかがえてしまいます。

一般的に販売されているアーモンドは無農薬ではないので、今うちになっているアーモンドと似たり寄ったりの状態だと思います。
ですが無農薬でないアーモンドを積極的に取ってアーモンド自身が与えてくれる栄養は、無農薬栽培のアーモンドよりかなり落ちるのではないかと思います。

美肌効果を期待するのであれば、無農薬栽培で、ポストハーベストの心配のないものを選ぶようにしないと、効果は少なくなってしまうかと思います。