ジビエばんざい！もっと普及してほしい鹿肉しし肉エトセトラ

卵牛乳にアレルギーがあると、鶏肉も牛肉も食べられないので、肉といえば豚肉オンリーとなると、煮しめや照り焼きといった鶏があう料理は味のバランスがうまく取れず、私と子供はそれで我慢できたとしても、グルメな夫が我慢できず、険悪なムードが家庭内に漂ってしまいます。

使えそうな肉はないか、鶏に代わって使えるものはないか、いつも探し歩いていました。

手に入ったお肉と代替品

方々探して、今ほどは普及していなかった羊を入手し、実家の近所に住んでいた猟をする方にイノシシも分けてもらい肉の種類はなんとか3種類にしましたが、問題は鶏の代替。羊もイノシシも満足できず、困り果てていたところ、生協の冷凍「太刀魚のすり身」を見つけました。

太刀魚以外何も入っていません。
ちょうどハムのようなパッケージになっていました。癖が少なく、鶏肉の代わりに使えました。これの登場で夫の険悪な雰囲気が何とか和らぎました。唐揚げはこの際自力で外で食べてきてもらうようにしました。

その後、有機食材の宅配を利用するようになって、アレルギーの人対応の注文できる別メニューもそろっていたので、そこから鹿とウサギと馬も手に入るようになりました。

ウサギが鶏の代替にぴったりで、唐揚げにしてもごまかせそうだったのですが、三男が合わないようなので、唐揚げは長く我が家では外で食べられる人が食べるものメニューでした。

ジビエが脚光を

近年、畑を荒らすとして、鹿やイノシシなどに苦慮している自治体が多くあります。
ジビエはそういった自然界の生き物をハンティングしたもののお肉。
「思ったより癖がないです」なんてTVのリポーターが言っていますが、「鹿は美味しいんだよ、料亭とかで出るんだから。知らないの！？」などと私はTVに突っ込んでいます。

鹿はちょっと高めだったので、もっぱら鹿ミンチしか手に入らなかった当時を思い出し、あの時ジビエが脚光を浴びていてくれたら、もっと買いやすかったのに、と思います。

現在、馬肉はまだまだ高価だし、クジラ肉もたまにお刺身コーナーで見かけますが、とても高価です。鶏・豚・牛に限定しないで、もっといろいろなお肉が手に入りやすいとアレルギーのある子供には助かるのにと思います。

アレルギーがある子供しか食べないとか、ちょっと挑戦に勇気がいる食材になってしまったのはいつからなのか、日本古来の食生活から考えると、食べないほうがおかしいような気がします。
もっと普通にジビエが手に入り、さらに普及して一般食になるといいなと思います。