学校の体験学習【そば打ち体験】学校の認識はこんなものだった

わが家の次男（19）はアレルギー体質はあるものの、アトピーではありませんでした。
アトピーである長男三男より少しだけ消化能力に優れ、皮膚も長男三男より少しだけ強かったせいだと思います。次男が小学校5年生のとき、高原学校に行くことになり、保護者説明会が開かれました。

「そば打ち体験」計画発表

名産品としてそばが有名な長野県なので、せっかくだから、そば打ち体験教室にも参加しましょうと先生が言い出しました。息子の同級生たちは100人以上いますが、そばアレルギーはいないのでしょうか。次男は幸いそばアレルギーではありません。

「そばが食べられない人もいるかもしれませんが、うどんもありますし、おにぎりもあるので大丈夫です！」とにっこり。イヤイヤイヤイヤ、全く大丈夫じゃないだろう、そばアレルギーいないんだな！？

大丈夫じゃないのにと思い、それでもそばアレルギーのない次男の親の私が騒ぐのもどうかなと思い、周りを見渡しました。誰もがノーリアクション。この学年にはそばアレルギーがいないんだ、珍しいなと思いました。

うちの息子VSそば　の場合

血液検査をすると、長男も三男もそばに反応を示します。
長男9才当時24.3　三男4才当時13.5　子供がそばアレルギーだという方が見て、自分の息子よりも数値は大きいと言っていました。「本当に、食べてもなんともないの？」とびっくりします。

担当医の先生が言っていたのですが、「そばはオンとオフしかない。オンだと、ずっと食べられない。オフだと、数値が出ていても食べられる。食べてなんともなければ気にしなくてよい」とのこと。以来、10年以上、だれも食べてもなんともありません。
三男にはむしろ好物です。

そばにアレルギー反応を起こしてしまう時

そばにアレルギーが有る場合、そば屋さんに行かなければ大丈夫というわけではありません。
そばがらを使った枕も使えないし、そばも出しているうどん屋さんには行けません。

吸入抗原でもあるから、吸い込んでもダメ。
うどんを買うにしても、そばと同じラインで製造しているものの場合、食べられません。そばに接すると体調が悪い時や反応が強い時、アナフィラキシーショックを起こして、呼吸困難になりかねません。

ところがどっこいそばアレルギーはいた！

高原学校から帰ってきてしばらくしてからのこと。この学年にはそばアレルギーいないのねと言った私に、「ああ、一人いたよ」と、けろっとママ友が答えました。「一人だったし。バスから絶対降りないようにって言ってあって、駐車場まで（山のてっぺん、長野市内から車で30分はかかる）おにぎりとか、薬とか、持って行ったらしいよ」と、さも当たり前のような反応。

体にそば粉が大量に付いている子どもと同じバスに乗って帰る？！　
山のてっぺんまでおにぎり持って行かせてそれも当然！？
無知にも程がある。アナフィラキシーショックを起こしたら、責任も何も取れないくせに、この対応。

まとめ

一人だけだから、みんなの楽しみを壊しちゃいけないからと考えての行動でしょうが、アレルギーのある人の生死をかけて参加したいなんて、思いません。知っていたら、取りやめてくれるよう、言いました、そんなの、当たり前じゃありません。

学校の認識はとても甘いので、自分の子供の体は自衛するようにしましょう。
死んでからでは遅すぎます。

そばアレルギーへの認識が甘くて死者が出た遠足に参加してしまったほうが誰も彼もが辛くなってしまいます。
あとあと同じような目に合う人が少しでも減るように、うどんもおにぎりもあるからと安易にそばアレルギーはそば処に近づけないことを伝える努力も必要だと思います。