三男の保育園・幼稚園探しに難航する。アトピー児の通園事情

三男が年中さんになった時、苦労して保育園に入れたのに、他県に転居することになり転園を余儀なくされました。
全く知らないところに移り住んでみて、小学校の長男次男は校区の小学校に転校するだけですが、三男の場合は全くちがう保育園事情に直面しました。

市役所で保育園について紹介してもらう

「公立の幼稚園は県内に1園だけあります。後は全て私立の幼稚園で、カリキュラムなどは園ごとに全く違うので見学して決めてください。保育園はお宅から近いところはＡ園ですが、空きがありません。次に近いＢ園は定員に余裕があります。いずれにしても、園に問い合わせてください」ということでした。

これまで保育園に通園していたので、まずは保育園から問い合わせてみることにしました。
一番近いＡ園に電話したところ「空きがありません」と言われ、空き待ちがすでに数名いるようで「受け入れられません」と電話で断られ、見学すら許可されませんでした。

次に近いＢ園は余裕があり、見学に来てもよいといわれたので見学に行きました。
細い道を通ってやっとたどり着いた保育園は、豪華でカラフルなデザインの遊具が立ち並ぶ大きな幼稚園と隣接した小さなこじんまりとした保育園でした。

給食も除去食にラクラク対応してくれるようですが、定員の半分も園児がいません。余裕がありすぎる感じがするほどです。
「今いる園児の保護者は保護者会の役員が二巡してしまっていて、新しい人は大歓迎です」と言われると、こちらの方がしり込みしてしまいます。

保護者用の駐車場が10台分ほどありますが、周りをずら～っと幼稚園の保護者用の大規模な駐車場に囲まれていました。
とにかく隣の幼稚園がにぎにぎしく、立派な遊具で遊ぶ隣の幼稚園をしり目に細々と暮らす感じの保育園では、ただでさえ隣の芝生が青くなりがちな小さな子供にはみじめなのではないか？？悪影響ではないか？？と楽しい園生活が送れるようになるのか疑問が深まるばかりです。

いつでもウェルカムと言われたので、とりあえず他の幼稚園も検討したうえで申し込むか決めると言って帰宅しました。
フルタイムで働いているわけではないので、幼稚園も調べてみるかと思いました。

幼稚園は多種多様

自宅から最も近い幼稚園にまずは行ってみました。

その幼稚園では給食は仕出しお弁当なので、特別な配慮はできないとのことでした。
また経営者が変わったので、年長児がいないこと、年中児が定員の半分程度、年少児はもう少しいる、ということでした。

設備や建物はしっかりしていますし、家からあるいて5分の立地はおいしいのですが、何とはなしにうら寂しい感じがする園でした。

次に近い幼稚園は、Ｂ保育園の隣にあった豪華でカラフルなデザインの遊具がズラ～っと並ぶマンモス幼稚園でした。

設備は豪華で、送迎バスもあり、希望すれば体操教室、英会話教室など、様々な体験教室に入会できるようです。
制服があり可愛いのですが総額ン万円かかり、保育料も同じくらいかかり、アパート家賃か？というお金がこの子一人に毎月かかるようです。
給食はやはり仕出し弁当なので、個別対応ができないようです。

幼児教育？ケッというタイプの私には全く興味の持てない園でした。ただ、遊具が立派だったので、はじめての遊具には子供は喜んでいました。

次に我が家から近い幼稚園は、非常にうら寂しい幼稚園でした。見るものすべてが懐かしの木造校舎といった感じです。
送迎バスはあるのですが、お弁当持参、月に1回保護者持ち回りによる特別料理が出される日があるようです。

自然の中で遊ぶコンセプトで、とちの実をとってとちの実で遊んだりもするようです。お母さん方にはいろいろ協力していただきます、定員が少なめなので、しっかりと目が行き届きます、ということでした。

最後に公立の幼稚園を尋ねました。「当園は3無い幼稚園です」と言われきょとんとしたところ、給食なし、送迎なし、最後はちょっと忘れましたが、早期教育なしだったと思います。

各教室で兎が飼われていました。兎にアレルギーを起こさないかがネックだと思いました。「アレルギーがある」という私に「給食なしのお弁当ですから」と言われて、人様に対応してもらわなくてもいいことに気が付きました。
面倒くさいかな？と思いましたが、園児のお弁当は小さいものです。当時はキャラ弁もなかったので、あっという間に作れました。

広い園内で、木に登ったり、走り回って遊ぶようです。手提げややリュックなど、手作りしてもらうといわれ、もともと園かばんを自分でどの子にも作っていたので、対応はすぐにできたので、その点は問題がありませんでした。

最終的に、この、公立の幼稚園に決めました。保育時間がものすごく短めでしたが、まあいいかと思いました。
決め手は先生に連れられて行った三男が、兎を抱いて本当に嬉しそうに戻ってきたからです。きれいな毛並みで手入れが行き届いた兎で、ゲージもしっかりと手入れされていました。先生が毎日連れて帰って世話しているとのこと。

ここでのびのび暮らすといいのではないかと思いました。
長男と違って、三男は私の作ったものの方が喜んで食べていたので、お弁当作りも苦ではありませんでした。

仕事は前ほどはかどらなくなったけれど

子供が保育園に行っている時間に比べると短めになったので、仕事は前ほどはかどらなくなってしまいましたが、毎日子供がそれは楽しそうだったので選んでよかったと思います。

残念なことにこの幼稚園は現在閉園してしまいましたが、お母さん方とはいまだに交流があり、とても充実した園生活でした。
フルタイムで外で働いていなかったがために通園できたので、ある種贅沢だと思いますが、こんな選択肢があってもよかったなと思いました。