つぶつぶも面白い！雑穀の簡単な使い方【雑穀で作る簡単おやつ】

子供が小麦にアレルギーを起こしてしまうと、パンや麺類、たいていのお菓子が食べられなくなってしまいます。市販品のほとんどに入っているため、市販品を使いながら完全除去するのはとても難しい物があります。

三男（16）も小麦粉にアレルギーを起こしていました。幸い、三才過ぎた頃には食べられるようになり、過食しなければ大丈夫になりました。しかし、食べられなかった頃、おやつには苦心しました。

使えなくなってわかる小麦粉と卵の偉大さ

小麦粉と卵が使えないとなると、ふわっとしたおやつを作るのが非常に困難になります。しみじみと、「小麦粉と卵は偉大だ」と実感できてしまいます。使えないとぶつくさ言っていても空から何か降ってくるわけではないので、何かしら創意工夫をしなくてはいけません。

宗教がかった変なものを売りつけられそうで今まで行かなかった自然食品の店にも足繁く通う必要がありました。ああいうお店でないと手にはいらないものが多かったからです。雑穀を原料にしたおやつの素なんてものもいろいろ取り揃えてあります。

今でこそインターネットで購入すればらくらくですが、15年以上前では、サイトを探すのも一苦労でした。あっても、種類も少なかった。
代替食品は、おいしくないものも多く、大量に購入するのは気が進みませんでした。

他の家族が食べても美味しかった簡単おやつもあった

やけくそで作ってみたら、恐ろしいほど簡単で美味しかったものもありました。
私の腕ではわずかですが。最近は作っていないので材料の量的なことは忘れてしまいましたが、エイヤで適当に作れます。

作る時も子供も楽しめるので、いろいろトライしてみてください。
トライアル＆エラーを繰り返しても、いいじゃないかと思います。

雑穀クッキー

・食べられる雑穀いろいろ
・食べられる油（オリ-ブオイルとかキャノーラ油とか）
・食べられる糖分（砂糖ッけだったらなんでもいい）

分量は適当でした。当時から。
大体全部でお玉2杯分くらいの雑穀、大さじ一杯分くらいの油、砂糖分は少ないよ多分というくらい入れてみます。

それらを全部フードプロセッサーに入れてがーーーーっと回します。砂糖は舐めてみて足していきます。

ラップを平らなところに敷き、その上にがーーしたものを丸めておき、更にラップを被せて、ラップの上から麺棒で5ミリくらいに伸ばし、適当な大きさに整えます。可愛い型（間違ってもクッキー作ったことのない型）でぬいてやると喜びます。

焦げやすいので低めの温度で短時間オーブンで焼きます。カリッと焼き上がればOK。

きびだんご

・きび（私はモチキビしか手に入れられなかった）
・食べられる糖分（砂糖っけだったらなんでもいい）

米が食べられるなら、炊飯器を使ってもいいです。水の分量をすっかり忘れてしまいました。キビと同量か少なめかだったと思うんですが、定かではありません。

鍋か炊飯器で炊いて、食べられる硬さに仕上がったら糖分を混ぜあわせ、すりこ木でごんごんとついて、お餅のようになったら、丸めてそのまま出来上がりです。丸めるとき手水をつけるのを忘れないで下さい。

まとめ：これ以外にもおいしい簡単おやつはたくさんあった

食べられる片栗粉や葛粉のようなでんぷん質のものがあれば、それと食べられる糖分を水に溶いて、火にかけて練り、バットなどに広げて冷まして、食べやすい大きさに切ればくず餅も簡単にできます。きなこはあってもなくてもいいし。

アレルギー対応の料理本を沢山買ってきていろいろ試してみました。

中でも私にとって一番役に立ったのは
「アレルギーっ子の食卓」　佐藤のり子著　東京新聞出版局　（初版2000年）
でしたが、これ以降もたくさん出版されているので、いろいろ見て勉強してください。

残念ながら、私の気力ではこの本で紹介されている料理の1/100も作り上げてはいませんが、やろうと思えばなんだって作れるような気がしました。
食べられないとあきらめないで、気楽に、いろいろ試してみてください。