2016.06.26
肘がかゆい!かゆみを抑える応急処置と考えられる病気
肘は普段服の袖の中に隠れていることが多く、夏場以外は露出することが少ない部位です。
また、ほかの皮膚に面していないことから乾燥しやすい場所となっており、服に直接触れる場所となっていることから衣類のこすれによる症状を起こしやすくなっています。
このような原因からかゆみを発症するという人たちも少なくないようで、発疹と呼ばれるぶつぶつができたり赤くなったりとさまざまな症状を伴ってかゆみが起きることがあります。
肘のかゆみの原因になる病気
では肘のかゆみの原因は何かというところですが、大きな原因としてはあせもや乾癬、アトピー性皮膚炎が多いとされています。
これらはいずれも非常にかゆい症状を伴ってくる病気として知られており、特に高齢者の場合は体の水分が徐々に少なくなっていくことから肘だけではなく全身がかゆいという皮膚トラブルを抱えることが多くなります。
つまり、高齢者以外は皮膚の炎症によって起きる症状となっており、特にぶつぶつなどの発疹を伴っている場合はかきむしってしまうとそこからばい菌が入ってしまうのでさらに症状を悪化させてしまう恐れがあります。
そのためできる限り掻かないようにすることが望ましいのですが、小児だけでなく大人でも痒みという症状を我慢することは難しくなっているため、その場だけでも応急処置をする必要があります。
まずは保湿!皮膚のバリア機能を向上させる
ではこのような肘がかゆい場合の対処方法としてどのようなものがあるのかというところですが、まず肘の外側でも内側でもかゆい場合は保湿を行って皮膚のバリア機能を向上させることが重要だとされています。
そのためかゆみ止めの軟膏などを塗る以外にも全身用のローションやクリームなどを塗って皮膚を保護してやることによってある程度痒みを抑えることが可能となっています。
冷やして症状を緩和させることも大切
また、肘の痒みは皮膚が炎症を起こして起きるということも少なくないのですが炎症は熱を持つと余計に症状を悪化させてしまう傾向があります。
このためかゆいと思った部分を冷やすことによって症状を緩和させることができるとされており、肘の痒みに関しても保冷剤などを使って冷やすことによって症状を落ち着かせることができる場合もあります。
このようにいくつかの応急処置があるのでそれを実践することによって症状を落ち着かせることはできますが、あくまでも応急処置なので必要になれば薬を塗ることも大切ですし、応急処置をしても症状が改善しないということであれば医療機関に受診することがお勧めされています。
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