アトピーからくる手のかゆみ改善方法

アトピー体質の方で、特に主婦など女性に多いお悩みが手のかゆみです。

手は毎日いろいろなものに触れ、作業をする部分です。

特に毎日家事やお仕事などで手を酷使する状態が続いている方は、アトピーの症状があらわれやすく、強いかゆみに我慢できず掻き毟ってしまうこともあるものです。

掻くことが一番肌によくないことだとわかってはいても、ストレスや無意識のうちに掻いてしまうことは誰にでもあります。

アトピーは長く付き合っている方も多いものですが、かゆみから解放されて綺麗な肌になれることはそのすべての人が願っていることでしょう。

かゆみを改善してお肌の調子を整える土台となるような環境をつくるためにはいくつかの方法があります。

掻かないようにするのは大切

基本的なことですが、やはりできるだけ掻かないようにするということは本当に大切なことです。

ついついやってしまいがちなことですから、掻いてしまわないような状態を作ってあげることも効果があります。

就寝中に処方薬やハンドクリームを塗って綿の手袋をつけているという方もいらっしゃるでしょう。

これはとても効果的な方法ですから、就寝中だけでなく日中の時間帯にも続けてみましょう。

料理や水仕事の際には使用できませんから、代わりにゴム手袋などを着用して作業をすることも良い方法です。

アトピー体質では少し水に触れただけでも乾燥し、かゆみの原因となることがしばしばありますので、野菜を切ると出てくるような水分も注意が必要です。

食器を洗うときも気をつけよう

洗い物の際は洗浄力の強い食器用洗剤を使用することになりますが、このときは絶対に直接肌に触れるようなことがないようにしましょう。

洗濯物を干す際もできるだけゴム手袋を使用することをおすすめします。

アトピーの症状がひどいときは処方薬を使用することが大切です。

市販のハンドクリームなどを使用することでかえって症状が悪化してしまうことも少なくありません。

症状が軽い時はハンドクリームを

ハンドクリームを使用するのは症状が軽いときのみですが、こういうときこそ保湿を怠ることなく続けることが大切です。

症状が軽いからといって放っておくと、また悪化してしまうことがほとんどだからです。

乾燥した肌は更なるトラブルの原因となってしまいますから、お風呂上りや洗顔後など水を使用したあとは必ず保湿し、乾燥を感じたときはその都度保湿できるようにハンドクリームなどをいつも携帯しておくと良いでしょう。

保湿はかゆみの原因を取り除くための大切な第一歩となります。