その習慣がアトピーを重症化している

アトピーは、生活習慣や社会環境によって症状が左右されやすい特徴があります。

特に、大人になるとその人なりの生活習慣ができてしまっているため、意識的に変化させることが難しくなり治りにくくなる遠因と考えられています。

少しでも重症化を予防するためには、意識して改善していく必要があります。

睡眠はしっかりととりましょう

肌のターンオーバーは、夜に活発に行われます。

睡眠不足になるとターンオーバーがうまくいかないだけでなく、様々なホルモンの分泌が減少していくため、身体機能の回復や調整がうまく行かなくなります。

その結果、アトピーが重症化しやすくなります。

快眠を得るためには、導眠を工夫することが大切です。

寝る時間になったから布団に入って目をつぶるだけですんなり寝付ける人は良いですが、それだけではすぐに寝付けない人もいます。

その場合には、就寝1時間前くらいから部屋の明かりのトーンを落としたり、携帯電話やパソコンのモニターを目にしないようにします。

ホットミルクなどの温かい飲み物を飲んだり好きな音楽を流したりとリラックスできる環境を整えることも眠りの態勢に入りやすくする方法です。

食事にも気を配りましょう

体調や環境、個人差などもありますが、食材の中には比較的アレルギー反応を引き起こしやすいものがあります。

食べてみて、かゆみや炎症、湿疹などの反応が出た場合は、しばらくその食品は控えるようにします。

また、添加物や品質保持剤、着色料などの人工的な成分が多く含まれているインスタント食品はなるべく避けるようにします。

消化するために大量のエネルギーが必要となるため、免疫力が低下しやすく、アレルギー反応が出やすくなるため、結果的にアトピーが重症化しやすくなります。

ビタミンやミネラルがバランスよく摂ることができる和食を中心とした食生活を心がけるようにします。

3食のうち1食だけ和食にするだけでも動物製食品の摂取量を減らすことができます。

ストレスの正体を知りましょう

ストレスが溜まるとアトピーは重症化しやすくなります。

心と身体はつながっているため、ストレスを感じることで身体が緊張状態となり、血流が悪くなります。

その結果、体全体の排泄機能が低下してしまい、痒みがひどくなります。

ストレスは、自分の性格や性質、価値観などが強く影響しています。

ストレスを完全になくすことはできません。

しかし、自分が抱えているストレスの正体を知り、考え方や思い込みを認識することで、自然と解消できることがあります。