【有機野菜のススメ】大きくなったら質より量、でも小さい時はやっぱり質

食物アレルギーがあるなしにかかわらず、子どもがアトピーだと食べるものには本当に気を遣います。新鮮で良質な物を買い求めるようにしますが、旬の野菜であっても有機野菜は少し高めになっています。

スーパーでも有機野菜が随分と安く売られるようになっていますが、値段が一般の野菜に近すぎるものはその表示が少し怪しいように思います。

野菜を有機栽培するのは手間がかかる

私はど田舎育ちなので、ほぼ自家栽培の野菜のみを食べて育ちました。
もちろん、無農薬栽培です。

「うらやましい」とうらやましがられることは考えたことがありませんでした。
なぜなら、「無農薬栽培＝虫だらけ」だからです。

私のサラダから嫌なオーラが立ち上がっている、そう思って一番上のレタスの下をそっとのぞくと、青虫が横たわっているのが日常的。キャベツやレタスはレースのように穴だらけ、ブロッコリーには株の中にお住まいになっている青虫さんがいらっしゃる。

有機栽培は農薬を使えません。有機肥料の牛糞や鶏糞のもとになる牛や鶏の食べ物にも農薬が含まれていないものを使うのが本来の有機栽培です。

穴だらけの野菜にならないようにするには、虫を手で取り除く必要もあり、非常に手間がかかります。防虫ネットを使えばかなり押さえられますが、ゼロではありません。
手間暇を考えると、一般栽培品の値段に近い値段で有機野菜を売る気になる事自体、考えらません。

有機野菜はエグみが少なくおいしい

無農薬栽培のみかんを初めて食べた時、みかん独特の軽いエグみが、農薬の味だったことに気がついたことがあります。野菜独特のエグみと思われる味は、ゴーヤのような本来エグみが有る野菜以外、有機野菜には見られません。

有機野菜の宅配「らでぃっしゅぼーや」の有機野菜は野菜本来の味が濃く、美味しいものでした。3才のころの三男が、煮しめの人参を一生懸命つまみ食いしていた姿を今も鮮明に覚えています。普通のスーパーの人参は嫌いでした。

大きくなるまで続けたかったけれど

肉も野菜も良質なものは本当に味が良かったのですが、お値段もよかったので、成長期に入った子どもたちが皿まで食べかねない勢いでガツガツ食べるようになった時、続けたいのはやまやまだけれどと思いつつも使うのをやめました。

やめた当初、またアトピーが悪くなるのでは？と思いましたが、大きくなっているせいか、さほど悪化はみられませんでした。

離乳期に良質なものを与えているとアレルギー体質の強い子どもには皮膚症状が悪化するのを多少緩和してくれるようにおもいます。

何より、大丈夫、材料だけはいいのを揃えているからと思うと、親として、与えるにしても安心感がありました。また、ついでのようにあ、まり手に入らない特殊な食材が一緒に取り扱われているので、有機野菜の宅配は食物アレルギーのあるアトピーの子どもの食材を入手するのに便利です。

小さいうちだけでも、ぜひ良質な有機野菜を入手するようにしてください。