アレルギー体質や湿疹がひどくてもアレルゲンがないと湿疹はすぐに引く

赤ちゃんの湿疹は「あれ、赤いぽつぽつが出てきた」と思ったらどんどん広がっていきます。
特に赤ちゃんは顔から広がっていくので、目に見えて増えていくのがわかります。
「ああそれは乳児湿疹よ、誰でもでるのよ」と言われるとちょっと不安が解消されます。

どこまでが普通レベルかわからない

私自身、長男のとき、全身アワオコシ状態になりましたが、それは普通なのだと信じていて、というより、どうしたら出なくなるのか見当もつかなかったので、それは普通なのだと不安を心に隠し持っていながら信じよう信じようとしていました。

赤いぽつぽつがいっぱい出ると母に相談すると、「ああ、あんたもびっしりできたわ～乳児湿疹よ、それ。ひどい子はひどいからねぇ」と言われ、ああなんだ普通の事なんだと安心します。

アブノーマルではないというお墨付きをもらったように思えることと、そう信じることで何ともないと思い込みたいのだと思います。

赤ちゃんの乳児湿疹にしても、ただれるようにひどくなったり、長男のように全身アワオコシになるような場合は明らかに対処すべき状態なのですが、アトピーで出る湿疹と同じものであるにもかかわらず、安心したいと思う気持ちから安心してしまいます。

もっとも、消化能力が高かったり、皮膚がそれほどデリケートではない場合、乳児湿疹がかなりひどくてもあっさりいつの間にか治ることもありますが、たいていの場合はアトピーと診断されます。

徹底的に生活を見直すとかなり改善する

徹底的に肌に刺激を与えそうなものを排除していくことで、排除し始めるのが早ければ早いほど肌の状態が改善するスピードが速くなります。アレルギー体質の強い子供であっても、アレルゲンが徹底的に除去されていればきれいになるのはあっという間です。

アレルギーの原因は、人によりさまざまなので、見つけ出すのがとても難しいのが現状です。
これかな？と思うものを取り除いてみるしかありません。
また、食べ物にしろ、肌に触れるものにしろ、それが原因の一つであれば、抜いて2.3日以内に改善の兆しが見えます。見えないのであれば、見当違いです。

むやみに何かを取り除こうとすると、栄養バランスであったり、生活であったリがうまく回らなくなってしまう場合もあります。
効果がないのに延々続けるのは無駄な努力であり、方向性が間違っています。

うまく原因が探り切れずに、様々なことにチャレンジしてもうまくいかないときもあります。
あきらめないで、探す努力を続けるとともに、お肌がきれいでなくてもかわいい子供であることに変わりありません。

肌にこだわりすぎて、その成長を見つめることを見逃してしまうようなことがないようにしましょう。難しいことですが、自分自身が「見逃した！」と思ってかなり後悔したので、固執からはいいものは見つけられないと覚えていてほしいと思います。