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アトピーの症状を軽くするには、一生懸命になりすぎないことも大切

ちいさいこどもや赤ちゃんの肌がひどい状態になり、ただれたようで腫れあがってしまい、どうしていいかわからないときがあります。何とか肌の状態をよくしようと、掻きむしれないように手袋をはめたり、掻いちゃダメとしかってしまうこと、掻いている手を払ってしまうことがたびたびあると、夜も眠れないため、心身ともにへとへとになってしまいます。

何とかしてよくしようと努力するけれど

努力すればするほどお肌がきれいになるのであればどんなに楽でしょうか。
一生懸命にあれこれ世話をすればするほど深みにはまるような気がします。これが原因だろうか、いやこれだろうかと四六時中考え、様々なスキンケア用品を買い求めます。

肌をつやつやにできるのであれば、いくら出してもかまわないと思っているせいか、だんだん購入してみる商品の単価も高くなっていきます。
今にして思えば、高ければ高いほど効くような気になっていた部分もあると思います。

必死になればなるほど、実際問題として、子どもにも負担になっていたのではないかと思う部分もあります。放っておけばよいというものではありませんが、何もかも忘れたように必死になってはいけなかったように思います

心の余裕がなさすぎる

赤ちゃん
何とかきれいにしようと思えば思うほど、心に余裕がなくなってきていたように思います。
痒がる子どもに、「かゆいの?じゃあお母さんがサービスで100回書いてあげね!」と笑って言えるくらいの心の余裕が必要だったと思いますが、そんな余裕はどこにもありませんでした。

肌の回復に必死になるあまり、肌にいいものを、魔法の杖を探すあまり、生活を見直すとか、肌に悪さをしているものを洗い出すことなど、とてもおろそかだったと思います。
肌にいいものよりも、肌に悪さをするものを探すようになってから、転がるように悪くなるようなことはなくなったように思います。

目が覚めるきっかけはささいなこと

私自身、自分に全く余裕がなかったと気が付いたのは、些細なことがきっかけだったと思います。「ああ私は本当に余裕がない」そう思ったとき、もっとも子どものアトピーを悪くしているのはこの余裕のなさかもしれないと思いました。

肌の調子ばかり見ていて、子どもの成長の軌跡を全く見落としていることに気が付きました。
こんなことではいけない、だからこそこの子はこんなに悪いんだと思いました。

前のめりになりすぎないようにすると、見えてくるものもある

前のめりになりすぎないように、自分でセーブするよう心掛けてくると、人の話も耳に入るようになってきて、だんだんと自分の取り組みがポイントを外していることに気が付いてくるようになり、効果の出る取り組みができるようになってきました。

一生懸命取り組むだけではいけないことを改めて身に染みて感じられました。
八方ふさがりだと思うときこそ、全体をみまわせるよう、一度肩の力を抜いてみるといいかもしれません。

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